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東京ゲンジ物語/天樹征丸
本の内容(Amazon.co.jpより引用):すべては、ひとつの未解決事件から始まった・・
『金田一少年の事件簿』の天樹征丸が描く
新感覚サイコミステリ小説
あたしの周りでは、よく人が死ぬ。
ゲンジと呼ばれる謎の美少女に次々と近寄ってくる奇妙な「死」
ひとつの「死」の謎が解かれるたびに、さらに深まる最初の「死」に秘められた恐るべき真実
カギを握るのは美しき死神・冬夜
そして、ゲンジ自身の記憶・・
読んだ時期:
2008年10月21日。
レビューとか感想とか:
おっ、金田一君の原作書いてる人の本か。と思って買った一冊。
帯には「新感覚サイコミステリ小説」とか書いてありました。
新感覚かどうかは分かりませんがサイコは入ってます。
ミステリって程ミステリじゃないです。
人は割りとあっさり死にます。
一見すると本題に関係無いような事件が何個か起こって
それが実は主人公の真実に繋がってて~みたいな話です。が、
ミステリ小説と考えて読むと多分失敗します。
雰囲気としてはマンガの「多重人格探偵サイコ」に近い感じです。
あそこまでグロくはないけど。
ミステリ部分、小ネタはちょこちょこ挟んであるけど
主人公の核心に迫る部分に関しては
物凄い駆け足で帳尻合わせた印象でした。
てか、本当に帳尻あってるのか?あんた、いつの間に出てきたのよ?
なもんで、ミステリー好きで謎解き万歳な人にはお勧めしません。
ただ、独特の雰囲気は持っているので、サイコとか大丈夫な人
金田一君の原作者に惹かれた人は、気が向いたら
読んでみても良いのではないでしょうか。
あっ、ちなみに源氏物語はこれっぽっちも関係無いです。
タイトルだけ見て、主人公は実は光源氏の生まれ変わりで~
ゲンジの周りで人がいっぱい死ぬのは平清盛の生まれ変わりが殺してて~
東京の街を舞台に現代の源平合戦が始まる!
みたいなお話を想像してると肩透かしを喰らいます。
今日の私みたいに。
※10/21の13時頃追記:
良く考えたら源氏物語の「源氏」と源平の「源氏」って
何の関係もないじゃんっ<( ̄◇ ̄;)>
何で光源氏が平清盛に恨まれるのよ?
モテモテだったのが羨ましかったとか?
・・我ながらバカな勘違いしちゃいました。
みなさ~ん、ここにバカがいますよ~。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト