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やっぱり変だよ日本の営業(日経ビジネス人文庫)/宋文洲
本の内容(Amazon.co.jpより引用):「顧客は神様」と言いながら、社員にノルマを強要。
読まれない日報を熱心に書かせる上司。
世界一の通信技術を持ちながら「足で稼ぐ」―。
やっぱり変です、日本の営業。精神論だけでは営業は成功しない。
勝つ営業には、組織的な戦略を持った経営論が必要なのだ。
ソフトブレーン創業者が、旧来の常識や習慣を明快に一刀両断し、
組織的なプロセス・マネジメントへの改革論を展開したベストセラー。
読んだ時期:
2009年3月9日。
レビューとか感想とか:
何も知らない人達がイメージする所謂「営業」ってありますよね?
訪問販売系だったり、口車で必要も無い物を押し売りされたり。
まずは、それに対してちょっとおかしいんじゃないの?って言ってます。
「営業」って言う物を一歩引いた目線で見て、
日本人にとってある意味慣例となっている事柄に対しても
客観的に意見を述べていると感じました。
まぁ私は営業のプロじゃないんで、どこまで内容を掴めたかは疑問ですけど。
個人事業を始めてぼちぼち経ってきましたが、
最近営業って物について考えています。
私はパソコンをぺちぺち打つのが仕事なので
所謂IT系って奴の営業に限っちゃいますが
営業努力って何が出来るのだろうかと。
「何か仕事下さい」って営業は出来るだけしたくないのですね。
私個人の考えとして、システムなんて無くても良いと思っているので。
この業界の弱点かな、とも思っていたりするのですが
例えば顧客管理システム、営業管理システム、その他なんだかシステム、
決してMUSTにはならないと思うのですよ。
無きゃ無いで何とかなるのが仕事ですから。
それらはあくまでWANTだと考えております。
全部紙で管理するのが面倒。一々探すのが面倒。
地道に手で書いていくのが面倒。
そーゆー人間の「面倒」って感じる事によってお仕事を頂けるので
別に何の不満も無い人に「面倒でしょ?システム化しましょ!」って言うのは
余計なお世話な気がして仕方ありません。
今は「自分を知ってもらう事(何かWANTがあった時に声掛けて頂けるように)」と
「自分の価値を高める事(声掛けて頂いた時に恥ずかしい仕事をしないように)」は
営業努力として必要かな、とは考えていますがそれ以上何しましょうね?
とか何とか、松屋で豚丼食べながら考えていました。紅ショウガ大盛りで。
あっ、どーでも良い話ですが、私の考えるこの業界の裏話(?)です。
やれ時代の最先端だ~やれシステマチックにオートマチックだ~なイメージがありますが
この業界位品質の標準化が出来ていない、し辛い業界も珍しいと思います。
なんだかんだで結局最終的には「個人」に依存せざるを得ないので
例えば同じ要件、同じ価格、同じ期間のお仕事があったとしても
決して同じ品質の物が出来る訳ではありません。
と言うか、同じ品質の物が出来る方が稀です。
私個人としては、語弊のある言い方になってしまいますが、
性質的には「士業」に近いと考えています。
なもんで、何かシステム化したいな~って方は
ある意味弁護士さんとか探す気分で探した方がハズれない気がしますし
この業界で仕事してみたいな~って方はやる気さえあればどうとでもなります。
特に、この業界で仕事してみたいな~って方は何歳からでも始められますよ。
昔は「プログラマ35歳定年説」なんてーのもあったみたいですが
そんなのは大きな企業に勤めている場合や、仕事のターゲットを
大規模システムの開発に限っている場合です。
そうでない場合は年齢で判断するお客様はあまりいません。
仕事の品質とスピード、価格、後は気が合うかで判断する方が多いです。
何歳からでも始められる代わりに、サラリーマン気分で仕事していきたい方は
最初から目指さない方が無難な業界でもありますけどね。
9時~5時なんてありえない業界でもあるので。
余談の方が長くなりましたが、ある意味いつも通りなのでご容赦願います。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト