マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

ロードムービー/辻村深月

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 感動の欠片がつまった、優しい短編集
 デビュー作『冷たい校舎の時は止まる』から生まれた3短編が描くのは、
 誰もが感じやすさを抱えながら暮らすこの世界の片隅。
 切なさがゆっくりと心に満ちてくる…


読んだ時期:

 2009年4月27日。


レビューとか感想とか:
 読み始めてまずガッカリ。短編集ですか。
 短編集ってあんま好きじゃないんだけどな~と思いつつ読んだのですが
 とても楽しめました。うん、短編で良かったかもしれない。
 一つ一つの話の長さがエピソードとちょうど良い感じにマッチしてました。
 内容の方は3つの短編から構成されており
 一つ目:ごにょごにょとごにょごにょの子供の話
 二つ目:大人になったごにょごにょの話
 三つ目:ごにょごにょとごにょごにょの小さい時の話
 となっています。ごにょごにょ。

 注意点として「冷たい校舎の時は止まる」を読んでから読まないと
 本当にただの短編集で終わってしまいます。
 「冷たい校舎の時は止まる」の登場人物のサイドストーリーだったり
 関連する人達のお話なので、読んだ事のある人にしてみれば
 ちょこちょこ見知った名前が出てきてニヤリと出来ます。
 逆に読んだ事が無い人にとっては、普通のお話だと思います。

 全体の印象としては、内輪ウケを狙った一冊だと考えています。
 ・・・これってマーケティングの一種なのかなぁ。。


お気に入り度:
 ★★★★★






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posted by ササキマコト