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地獄のババぬき(宝島社文庫)
本の内容(Amazon.co.jpより引用):卒業旅行のため、夜行バスで東京へと出発したしよりと愛子。
旅行を満喫していた二人だったが、なんとバスジャック事件に巻き込まれてしまう。
一方、深夜タクシーに乗っていたしよりの親友・弥生は、
ラジオから流れる怪談話に耳を傾けていた。やがて話は現実を侵食し始め…。
導かれるように、しよりと愛子に合流する弥生。
バス車内では、犯人の命令により、
命を堵けた“地獄のババぬき”が開始されようとしていた。
読んだ時期:
2009年7月18日。
レビューとか感想とか:
バスジャックされて犯人にババぬきさせられる話です。ありえねー。
「そのケータイはXXで」の続きなので、そっちを読んでからの方が楽しめます。
基本的にはホラーでもミステリーでもありません。
登場人物の心理戦を表現するのがメインなんだと思います。
個人的に面白かったのはレイカさん。
「そのケータイはXXで」では完全に狂気の殺人鬼だったのですが
本作品では中々に笑えるキャラに仕上がっております。
自分愛用のハサミに名前付けてたりお茶目な一面もあるのですね。
個人的に残念だったのは弥生ちゃん。
結構好きなキャラなのに相変わらず活躍の場は与えられませんでした。
哀しいったらありゃしません。
全体としては設定その他、あまりにも馬鹿馬鹿しい事が真剣に起こるのが魅力です。
それを拙いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが私は楽しめました。
自己分析してみるに、私はフィクション物が好きなんだと思います。
その中でもより現実離れしている物、実際にはありえない物の方が
実際に起こりそうな事件より楽しめる傾向にあります。
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト