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モノレールねこ(文春文庫)/加納朋子
本の内容(Amazon.co.jpより引用):小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。
ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。
表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、
家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、
日常にさりげなく現われる、大切な人との絆を描いた8編。
読んだ時期:
2009年10月21日。
レビューとか感想とか:
短編集です。
特に大した事件が起こる訳でも無く不思議な謎が登場する訳でもありません。
どちらかと言うと日常、それもどこにでもある日常を優しく書いた本だと思います。
ハラハラドキドキワクワクではなくシンミリほっこりな感じです。
個人的には最後の話とその前の話がお気に入りになりました。
特に最後の話は、主人公が命をとして家族(?)の平和を守ろうとする話です。
語り口調が軽いのとマッチして妙にしんみりさせられちゃいました。
主人公がザリガニだってのを差し引いても中々良いお話だと思います。
まぁ私はザリガニになった事が無いので感情移入は出来ませんでしたけどね。
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト