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アバター/山田悠介
本の内容(Amazon.co.jpより引用):クラスで一番地味な高校生である阿武隈川道子は、
2年生で初めて携帯電話を手に入れた。
何度も携帯を触り胸を躍らせる道子だが、
レアアバターを持ってるだけでクラスを仕切っている阿波野妙子から、
SNSサイト“アバQ”に強制的に入会させられる。
そして“アバQ”に登録したその日から道子の日常は一変し、
自らの分身“アバター”を着飾ることにハマっていく。
罪を犯し大金を手に入れ“アバター”を華やかにすることで、
クラスの女王に君臨した道子は、アバターサークルを設立し日本支配に乗り出すが―。
読んだ時期:
2010年2月7日。
レビューとか感想とか:
アバターとは言っても巷で有名なあの映画ではなく
山田悠介さんの小説です。
実は私、山田悠介さんの作品って初めて読んだんですよね。
リアル鬼ごっこなんかも、読むタイミングを逃して
今更読むのが癪な感じでスルーしていました。
さて、肝心の中身ですが・・・いじられっ子が女王様の命令でSNSに登録して
そこのアバターにハマって、アバターに掛けるお金やその入手方法等
色んな物がエスカレートしていき最後には・・な展開です。
良い意味でバカなお話だな~と思いました。
全体を通してゆる~いお話です。
経緯や背景の描写があまり細かく書かれていないからだと思いますが
一部には結構エグイ内容があるのにも関わらず
どこか現実感に乏しくてフィクションとして読めました。
個人的には結構好きな部類の本に入りますが、
主人公に感情移入して読みたいタイプの方には向かないと思います。
矢野竜王さんの作品や上甲宣之さんの「地獄のババぬき」等
どこかアホっぽい話が好きな方にはオススメです。
お気に入り度:
★★★★
お仕事用Webサイト:

※携帯電話には対応しておりません。
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posted by ササキマコト