マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

世界で一番ゆるい王様の時間術―これで残業時間はゼロになる/水口和彦

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 効果はバツグン。仕事時間は3割減らせる!
 タイムマネジメントとは時間を埋めることではなく、
 「仕事の進め方」を決めるのが本来の目的です。
 計画は「8割主義」で詰め込みすぎず、2割の余裕を残すのがコツ。
 アポイントメントはしっかりと、タスクは柔軟に。
 自分の仕事の進め方と仕事量を両面から管理しながら、
 急な変更や仕事にも対応できる無理のない王様の時間術。


読んだ時期:
 2010年2月25日~2010年2月26日。


レビューとか感想とか:
 表紙とタイトルの緩さ加減に興味を惹かれて手に取りました。
 中身は普通の時間管理術ですね。
 ちょこっと物語っぽい物もついていますが特に気にする必要はありません。
 ゆるい雰囲気を演出するのに一役買っていますがその程度です。
 内容の補足と言うよりは挿絵的な物と考えた方が妥当かと。
 内容を大雑把に捉えると、言いたい事は「無理すんな」って事だと思います。
 もちろん細かいテクニック的な物、例えばアポとタスクを分けて考えろだとか
 手帳の使い方的な物も載っていますが、そこら辺はまぁ適当に。
 自分に合うと思えばやってみれば良いし合わないと思えば読み流して下さい。
 結局の所「気合入れすぎても息切れするから無理の無い範囲で継続しましょう」です。
 ポイントは。
 予定を詰め過ぎると突発的な事に対応出来ません。
 気合入れすぎると三日坊主で終わっちゃいます。
 出来る事を出来る事から習慣化していきましょう。
 ってのがコンセプトだと理解しました。
 社会人になったばかりの方や、自分は時間の使い方が下手だな~と思っている方
 自分の仕事の進め方を見直したい方は読んでみても良いと思います。
 逆に自分なりの時間管理法を持っている方は得る物は少ない気がします。

 ところで、時間管理と言えば『いつも』忙しそうにしている人、いますよね?
 私は「忙しい」と言いたくない人間なので、
 忙しいアピールも出来るだけしたくありません。
 なもんで、自分が仕事をしている姿は基本的に人に見られたくありません。
 本気でやってる時は大抵殺気立ってるから。THE・鶴の恩返し。
 まぁサラリーマン時代は、主に新しい作業を振られたくない時に
 忙しいアピールをしていましたけどね(笑)
 とにかくそんな感じなので、結構不思議だったんです。
 何故いつも忙しそうなのか。そんなに息つく暇が無いのだろうか。
 そんな疑問があったのですが、この本を読んで
 「した方が良い事」を一生懸命やっている人達なのかな、と考えました。
 実際問題、私の周りにいた人達は無駄な事をやっていた訳じゃないんですよ。
 仕事が出来る人達ばかりでしたし。
 でも、よーく考えると別に必須な作業でも無いなぁ、と。
 もちろんやっておいた方が良い事なんですよ?
 例えば打ち合わせだとか誤字脱字のチェックだとかそんな感じの。
 ただ、無かったら無かったで何とかなるかもなぁ、と。
 コレに気づいて、長年の疑問に一つの答えが出ました。
 って、そこまで大げさじゃないですけどね。
 昔からマーフィーの法則的に疑問だったのですが、
 如何にも中心人物っぽく仕事をしている人がいるじゃないですか?
 リーダーとかそーゆーポジションの人。
 もうホント、息つく間も無い位、夜も寝る暇無い位、
 そーしないと間に合わない!みたいな感じで頑張っています。
 そんな感じの人も場合によってはパッタリ逝っちゃいます。
 体調を崩して3日くらい寝込んだりします。
 そんな時、確かに周りの人は大変ですが、意外と何とかなるんですよね。
 そこまで何とかなるなら倒れる前に休んで貰えば良いのに。って思う位。
 あれが、ずーーーっと不思議だったのですが
 何となく、あぁその倒れた人はやっておいた方が良い事を頑張っていたのか。
 と感じました。
 もちろん、無駄な手間を掛けていたと言う事じゃないですよ。
 例えば根回しだとか何だとかのやっておいた方が良い事や
 自分じゃなくても出来るけど自分がやっておいた方が後々楽な事とか
 そーゆー奴です。
 苦労人なんですね、しみじみ。
 今日もまとまりの無い文章で失礼しました。


お気に入り度:
 ★★★






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posted by ササキマコト