マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

ネバーランド(集英社文庫)/恩田陸

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。
 冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。
 ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。
 そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。
 やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。
 驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。


読んだ時期:
 2010年3月28日。


レビューとか感想とか:
 テーマは「友情」と「青春」。そんな小説です。
 男子校の寮が舞台で、冬休みに帰る所も無く、もしくは帰るつもりもなく
 寮に残った3人+1人がそれぞれの事情を抱えつつ
 なんかギスギスしつつも楽しく冬休みを過ごしまっせ。な話。
 特に何か事件が起こると言う訳でもありませんが
 性格の異なる4人がそれぞれがそれぞれなりに必死で生きていて
 「あぁ、青春じゃのぉ」と感じる一冊になっています。
 ついでに、4人は仲が良いのか悪いのか分かりません。
 反目しあい喧嘩しつつも実は認め合っている。
 そんな雰囲気を感じました。
 あの日を思い出したいあなた、どーぞです。

 さて、実は昨日立ち寄ったブックオフで半額セールをやっておりました。
 わーい、天国天国♪と早速えっちらおっちら本を選んでいたのですが
 ふと見ると一人の男性が。
 携帯をチラチラ眺めつつ、ありえない位の量の本をカゴに入れていきます。
 しかもジャンル問わず。
 「あー、これが巷で噂の古本転売する人かー」と
 読書好きとしてはちょっとイラっとしたのですが
 自分の状態がたいしてその人と違わなかったので反省しました。
 うん、人を見た眼で判断しちゃダメですよね。
 と言う訳で私も、半額セール対象だった本8冊と
 105円の本5冊を抱えてお家に帰りましたとさ。

 ちなみに「図書館戦争」が半額セールだったので思わず買ってしまいました。
 負け犬と罵ってくれても結構です。


お気に入り度:
 ★★★






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posted by ササキマコト