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背表紙は歌う(創元クライム・クラブ)/大崎梢
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):地方の書店の動向をなぜか必要以上に気にする営業マン、
訪問予定の作家を気にする曰くありげな書店員……。
愉快な他社の営業マンたちに助けられながらも、
出版社営業の新人・井辻智紀は奮闘する。
《出版社営業・井辻智紀の業務日誌》第二弾!
◆読んだ時期:
2011年7月18日。
◆レビューとか感想とか:
「配達あかずきん―成風堂書店事件メモ」で目を付けた大崎梢さんの作品です。
本シリーズも本屋さんにまつわるお話ですね。
内容は出版社営業のひつじ君・・もとい、井辻くんがなんかトラブルに巻き込まれて
ちょっと涙目になりながら右往左往してるとなんか解決しちゃった、なお話です。
ジャンルとしては日常の謎系ミステリー連作短編集ですが、
がっつり謎が出てきて「真相は如何に?」といった雰囲気では無く
どちらかと言うと仕事上のトラブルに対処する感じでした。
一応は井辻くんが謎を解く役割なのですが、彼、別に凄くないし。
その為「ミステリーだぁ!」と気合を入れ過ぎると肩透かしを喰らうかもしれません。
出版業界で働く井辻くんのドタバタ日常記ミステリー風味といった風情ですので
例えば坂木司さんのように微妙にまったりした空気感が好きな方は楽しめると思います。
ちなみに成風堂書店シリーズを読んでから本作を読むとニヤリと出来るので
余裕がある方は先に成風堂書店シリーズをどーぞ。
さて、大型で強い台風が日本に上陸中らしいですね。
私の住んでいる地域でも既に雨が降っています。
ところで台風には番号と名前がついていますよね。
あれの意味をご存知でしょうか。
番号の方は比較的単純で、毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、
以後台風の発生順に番号を付けているのだそうです。
今回のマーゴンさんは今年6個目の台風ってことですね。
一方で台風の名前。こちらは微妙にややこしく、
『台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、
北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には
同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を
つけることになりました』と気象庁のWebサイトには書いてあります。
要はそこら辺で起こった台風は、加盟14ヵ国がそれぞれ10個の名前を提案してあって
その140個を順番につけている(最後まで行ったら最初に戻る)みたいです。
ただしこれは基本方針で例外もあるとのこと。
そんな台風の名前なのですが・・・結構やっつけじゃね?(--;
と思わずにはいられません。
特に日本。絶対考えるの面倒臭がっただろ。
ちなみに今回のマーゴンさんは「山の名前(馬の鞍)」って意味らしいですよ。
その次の台風につく名前は、我らが日本の提案した
「Tokage:トカゲ(意味:トカゲ座)」です。
どんな名前があるのか気になった方は調べてみて下さいな。
個人的に「イーウィニャ」とか「プラピルーン」とかは
それっぽい名前だなーって気がします。
あとついでみたいになってしまって申し訳ないのですが、なでしこジャパン、
サッカー女子ワールドカップ優勝おめでとーございますヽ(≧▽≦)ノ
◆お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト