マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

チーズは探すな!/ディーパック・マルホトラ

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 あれから10年。
 「素晴らしい本」の教えにしたがって、
 ネズミたちは変化をひたすら受け入れ、
 迷路の中でチーズを探し続ける生活を送っていた。
 しかし、疑いを抱いたネズミが現れる。
 「本当にそれが幸せなのか?」
 「なぜ迷路の中にいなくてはいけないのか?」
 マックス、ゼッド、ビッグの3匹は、
 それぞれの方法で迷路から脱出し、
 新しい道を切り開く。
 変化に順応する時代から、
 変化を自ら創造する時代へ。
 気鋭のハーバード・ビジネススクール教授が
 今を生きる読者に新しい物語を贈る。
 「問題は、迷路の中にネズミがいることじゃなくて、
 ネズミの中に迷路があることだ」

読んだ時期:
 2012年1月24日。

レビューとか感想とか:
 「チーズはどこへ消えた?」のパクり、もとい似たような構成です。
 基本的には「チーズはどこへ消えた?」と同様ネズミたちの物語。
 物語内で登場する「素晴らしい本」は暗に「チーズはどこへ消えた?」を示唆し、
 否定・・とまではいかないまでも、それがすべてではないと語られます。
 いわゆる「チーズはどこへ消えた?」に対するアンチテーゼですね。
 ちなみにアンチテーゼってのは、テーゼ(命題)に対する反命題であって、
 アウフヘーベンされる奴です。
 って言われてもよく分かりませんよね。
 私も高校の社会は倫理専攻でしたが
 分かったような分からないような微妙な感じでした。
 例えば「カレーライスはインドの食べ物だ!」という命題(テーゼ)があって、
 「インド人もビックリだから日本の食べ物だ!」と反命題(アンチテーゼ)を出す、
 それらを総合(いいとこどり)して「カレーに国境はない!」と
 総合命題(ジンテーゼ)を導く。
 これをアウフヘーベンと言うのです。
 ・・・って、私は何の話をしていたんでしたっけ(--?
 あぁ、そうそう。チーズの話でしたね。
 そんな感じで「チーズはどこへ消えた?」を素晴らしいものと認めつつも
 それだけが真実じゃーねーんだよ、と語っている本でした、ハイ。
 言いたいことは「当たり前とされていることにも疑問を持て」、
 「既成の枠に囚われるな」ってなところでしょうか。
 それなり説得力はありましたよ。
 タイトルを含めて、逆もまた真なりだなぁと思わされた一冊です。
 ただ本書と「チーズはどこへ消えた?」両方を真剣に考えると
 何が正しいのか分からなくなると思います。
 あまり深く考え過ぎずに自分の考えにあったところを
 取り入れて下さいな。

 さて、何だかんだでぼへぼへ自営業生活も4年目。
 収支のリズムがある程度見えてきました。
 具体的には、前期(1~6月)は赤字の月や利益の少ない月が多く、
 後期(7~12月)で一気に挽回して帳尻が合う。
 税金とか保険料を一括で払ってるから
 前期の出費が多くなるのは仕方ないのですけどね。
 3年間の傾向を見る限りそんな感じみたいです。
 なるほどー、何となくスタイルが見えてきたかな(--)
 ・・・・・(--)
 そーです、何を隠そう私は捻くれ者だったのです。
 と言う訳で今年は前期を頑張ることにしました。

 ほんでは仕事に戻ります(--)ノ
 ペースを維持して一年突っ走れるのか
 途中で力尽きて後期は落ちるのかが今年の見所(--)b

お気に入り度:
 ★★★




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posted by ササキマコト