マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

棘の家/中山七里

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


家族全員が、容疑者だ。穂刈は、クラスで起こるいじめに目を反らすような、事なかれ主義の中学教師だった。しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く……。



◆感想


 いじめがテーマだから仕方ありませんが
 「楽しかったー!」という気分にはなりませんでした。
 読み応えはありましたけどね。

 ミステリーとしての感想は、良くも悪くも
 「相変わらずギリギリまで引っ張るなぁ(--;」です。
 約300ページの作品で290ページ過ぎまで犯人が判明しません。
 この作家さんの作品を読みなれていると「まぁ、いつも通りだね」ですが
 初めて読んだ人は戸惑うと思います。

 ミステリー部分は、おまけですね。
 主人公の苦悩と葛藤が楽しみどころです。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、数日前から始めた『魔法使いの夜』というゲーム(?)を
 クリア(?)しました。

 感想は、面白かったし楽しかったのですが、
 ゲームをしている気分にはなりませんでした(-ε-)
 ひたすら文字を読んで〇ボタンを押すだけだったので。

 ただし、本編が終わった後にやれる番外編で、
 推理ゲームっぽい展開の、選択肢がある話がありました。
 そのお陰で、ちょっとだけゲームをした気分になれました。

 欲を言えば、もうちょっとゲームっぽいゲームをしたかったですけどね(--ゞ
 楽しめたので良しとします。

 これで私の(2022年分の)年末年始休暇は終わりです。
 明日一日で気持ちを切り替えて、
 明後日からは2023年のお仕事モードに入ります(--)☆


-----
posted by ササキマコト