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人形館の殺人(講談社文庫)/綾辻行人
本の内容(Amazon.co.jpより引用):亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、
驚倒のドラマが開始した!
邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、
近所では通り魔殺人が続発する。
やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る!
名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組合せが生む館シリーズ最大の戦慄。
読んだ時期:
2008年11月12日。
レビューとか感想とか:
綾辻 行人さんの館シリーズ第四作目。
館シリーズは一冊目から順番に読んでいった方が良いですよ。
いや、宣伝じゃなくて。
やんわり言うと、前作までの館シリーズをある程度把握していた方が
本書は楽しめるかと思います。
身も蓋も無い言い方をすれば、館シリーズの前提を把握していないと
多分面白くない。突拍子も無いと感じる部分もあるかと思います。
特に最後の方のごにょごにょのごにょごにょな所とか意味分からんカモ。
犯人、トリックはほぼ全部解けました。じっちゃんの名にかけて。
これ、分かる人は途中であっさり分かるだろうし
分からない人は色んな意味で(良い意味でも悪い意味でも)
裏切られた感でいっぱいになるんじゃないでしょうか。
イメージ的には・・・
悪の怪人「くらいなっ、最終奥義!自爆!」
新米ブルー「えっ?何するの?何?」
中堅ブラック「うわっ!ずるい!」
ベテランレッド「ふっ、読んでたぜ!」
お色気担当ピンク「いや~ん」
オチ担当イエロー「カレー!」
みたいな感じです。
我ながらナイスな例えだと自画自賛中ではございますが
皆さんの同意を得られるかは微妙な所です。
あっ、ちなみにピンクとイエローは数合わせで入れただけなので
全くの無関係です。別にトリックにカレーが使われてる訳じゃないよ。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト