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仕事が嫌になったとき読む本―打たれても出る杭になれ(PHP文庫)/笠巻勝利
本の内容(Amazon.co.jpより引用):仕事がつまらない、成果が上がらない、会社に評価してもらえない―
誰もが一度は経験する“会社が嫌になるとき”。そんな気持ちのときには、
この本を開いてください。
仕事が楽しければ人生は楽園、義務感だけでやるなら地獄。自分自身が主人公になり、
面白がって仕事に取り組むならば、人生は必ず好転します。
マイナス思考を一掃し、仕事が楽しくてしかたがなくなる“意識革命”のための70カ条。
読んだ時期:
2008年12月1日。
レビューとか感想とか:
え~、仕事が嫌になった時には読んではいけない本です。マジで。
例えるなら「何もする気がしない。。欝だ。。」って感じてる人に対して
「そりゃ~甘えてるんだ!頑張るのじゃ!」って言ってるような本です。
多かれ少なかれ、本当に仕事が嫌になっていて
このような本を手に取る人は共感を求めていると思うのですよ。
「そだよね、嫌だよね」って。
そんなのはこれっぽっちも書いてありません。
熱い叱咤激励が続きます。ぺちっぺちっ、女王様とお呼び。
書いてある内容が悪いと言っているのではありません。
書かれた時期が時期(1999年頃)なので
今の時代には流行らない事言ってんな~ってのはありますが
結構骨太な内容で、個人的には逆に新鮮でしたし
共感できる部分も勉強になる部分もありました。
ただ、仕事が嫌になっている人に対してそんな事言っても
心には響かないだろ~な~ってのが率直な感想です。
「何か夜眠れなくて朝起きられないんです~」って人に対して
「寝るのは健康に良いのじゃ。ちゃんと夜寝れ」って感じ。
「寝れりゃ~苦労しねーんだよ!おまえに何が分かる?!」と
反発されそうです、ハイ。
なもんで、どーせ読むなら仕事に疲れてる時じゃなくて
むしろ元気いっぱいやる気満々の時に読んだ方が
得る物は大きいかと思います。
公園でぼへ~っと座っている時に見知らぬおじーちゃんが近寄ってきて
「わしの若い頃はの~、寝る間も惜しんで云々」って世間話を始めても
邪険に扱わないだけの心のゆとりがある時に読みましょう。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト