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今夜は眠れない(角川文庫)/宮部みゆき
本の内容(Amazon.co.jpより引用):サッカー少年の僕と両親、平凡なはずの一家に突如暗雲が。
伝説の相場師が、なぜか母さんに5億円の遺産を残したことから、
一家はばらばらに。僕は友人と真相究明に乗り出した。
読んだ時期:
2009年2月10日。
レビューとか感想とか:
宮部みゆきさんの作品です。
内容は、何か知らないけど母親がほとんど知らないおっさんから遺産(5億円)を貰って
そしたら父親が「おまえ、昔そいつと何かあったんじゃねーの?」と疑いだして
家庭不和になっちゃった家の中学生の子供が主人公のお話です。
自分の出生の秘密だとかそのおっさんの事とかを調べてたら・・・ありゃまぁ、な話。
ミステリーと言えばミステリーですが、謎解きしながら読む話ではありません。
中学生の子供の若さ溢れる暴走を微笑ましく読むべきでしょう。
テイスト的には宗田理さんの僕らシリーズに近い物を感じました。
全体を通して、優しい雰囲気の溢れている作品だと思います。
個人的には本当に微笑ましく読めました。
私も昔は若かった。
下りの坂道を自転車でノーブレーキで突っ走ったら豪快に壁に激突した事も
サッカークラブのOB会で現役連中と親善試合した時に、
激しく一生懸命やってたらすっ転んで左腕骨折した事も今では良い思い出です。
えっ?腕白坊主だったのかって?
とんでもありません!
「十歳で神童、十五歳で才子、二十歳(はたち)過ぎればただの人」
この言葉が私位似合う人も珍しいと思います。
P.S:私の父親も昔似たような事を言っていました。
確かあれは私がまだ小学生の時。。
向かいからバイクが来たので華麗な計算の元に右に避けたら
バイクも左に避けて正面衝突したという話を聞いた時だと思います。
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト