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海がきこえる(徳間文庫)/氷室冴子
本の内容(Amazon.co.jpより引用):写真の里伽子を見ているうちに、いくつかの里伽子がいるシーンが甦ってきた。
六年生(高3)になって同じクラスになったことや。
ゴールデンウィークの小旅行や。
ふたりで泊まったホテルや、いろんなことを。
ぼくにはわりに楽しかったり、驚いたりもしたいくつかのことも、
里伽子には、なんの意味もなかったわけだな。
それはなんだか、すこしばかり淋しいことだった。
ぼくはそのとき初めて、里伽子をすごく好きだったことに気がついて、
とりかえしのつかないような気持ちになった。
読んだ時期:
2009年3月4日。
レビューとか感想とか:
海がきこえる・・・の?
村上春樹さんの「ノルウェイの森」のように、まずは主人公が昔を回想します。
内容も・・違うと言えば違いますが「ノルウェイの森」のように青春小説です。
若かりし頃のあまずっぱ~い思い出を抱えた主人公があんな事やこんな事を。
まぁそんな感じの話です。
よくあるっちゃ~よくある話ですが、不思議と心惹かれる話でした。
ちなみに読後感はさっぱりです。
「さっぱり分からない」の「さっぱり」ではなく
フレッシュミントっぽい「さっぱり」なのでお間違えなき様お願い申し上げます。
そーいやこの本ってアニメになったりドラマになったりしたのですね。
全然知りませんでした。
相変わらず世の中の流れについていけてなくてすいません。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト