マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

12歳までにかならず教えたいお金のこと―お金に振り回されない大人になる!/たけやきみこ

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 老後にかかる自己資産だけでも約5000万円。
 自立した子どもに育つかは親のお金教育次第!
 おこづかい、ケイタイ、ゲーム、…身近なテーマで正しい金銭感覚を養う、
 一番やさしいお金教育の本です。


読んだ時期:
 2009年3月11日。


レビューとか感想とか:
 本のタイトルを読んだ限りお母さん向けの本かな?と思いましたが
 実際は子供が直接読んでも恐らく大丈夫な本です。
 平坦で読みやすい文章、色分けされていて見やすいですし
 意外とシンプルに分かりやすく書かれています。
 内容はお金に対する基本的な考え方や関わり方、
 金持ち父さん貧乏父さんの子供版みたいなイメージでしょうか。
 オススメ出来るのはお母さんや小中学生のお子さん、
 社会人の方が自分の為に読むには物足りないかもしれません。

 お金と言えば、システム作るのって高く感じないですか?
 パッケージソフトはまぁ別にしても
 ちょっとしたツール作って貰うだけで云万掛かるし
 ある程度のシステム作ったら云十万から云百万するし
 大規模なシステムだと云千万から億の世界に入って行きます。
 特にホームページなんて、業者に頼むと云十万するけど
 ホームページなんて俺でも作れるよ!って感じる方も
 世の中にはいらっしゃると思うんですよね。
 確かに私の感覚でもシステムって高いよな~と感じます。
 でもこれって、お互いの前提が違うからだと思うんですよね。
 お客様の立場で言うと、恐らく物に対してお金を払う感覚だと思います。
 ○○システムをいくらで買う。みたいな話ですね。
 ですが、実際システムを作る立場から見ると
 時間で考えている事が殆どです。
 ○○システムを作るのにどれ位時間が掛かるからいくら、みたいな感じで。
 あまり技術的に難しい、簡単は関係ありません。
 実はシステムが複雑、単純も関係ありません。
 単純に、技術的に難しい、システムが複雑だと時間が掛かると言うだけで
 例え技術的に簡単でも時間が掛かると判断されれば高くなります。
 前述のホームページの話を例にすると、例えば10万って高い!と感じたとしても
 月20万お給料貰ってる人が一人で半月で作り上げたとしても、
 経費と会社の利益の分赤字じゃん!と言う考え方になるのです。

 なもんで、総じてシステムってのは高いのです。
 それがIT業界の現状です。

 以上、「IT業界ってぼったくりだよね?」に対する質問の回答でした。
 尚、この質問は某所にお住まいのササキマコトさんから頂きました。
 この回答はあくまで私が今までお仕事やってきての主観なので、
 実際は違うのかもしれないですけどね(^^ヾ

 さて、ここまでかっこつけて知ったかぶりのお話をしましたが
 実際にはもうちょっと複雑です。・・複雑なはずです。
 だって、その理屈だとすんごい出来る人が1週間でやるより
 出来ない人が1ヶ月掛けた方が高くなる計算になっちゃうので。
 そこで出てくるのが「時間単価」と言う考え方です。
 そこら辺が複雑に絡み合って云々かんぬん。
 何か面倒臭くなったので端折りますがそんな感じです。

 ただこの考え方ってその内崩壊すると思うんですよね、個人的に。
 昔は時間に応じた従量課金が当たり前だったインターネットも
 今じゃ~月定額じゃないと至る所でブーイングが出る勢いです。
 私のうまい棒より軽い脳みそじゃさっぱり思いつきませんが
 その内、全く違うビジネスモデルになったら・・・面白そうです(笑)

 既存の価値観が崩壊して皆が横一線になった時ってのは
 やる気に満ち溢れた若い皆さんにはチャンスですよ!

 と言う訳で、ただ今不況を楽しもうキャンペーンを満喫しております。
 ホントはちょっと涙目なのは内緒です。


お気に入り度:
 ★★★





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posted by ササキマコト