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[新装版]決断の経営/松下幸之助
本の内容(Amazon.co.jpより引用):「企業経営を進めていく上で大切なことの一つは、事にあたって
正しく判断し、決断を下すということである。」(本書「序章」より)
"経営の神様"と呼ばれる松下幸之助は9歳から仕事を始め、一代で世界的大企業
をつくりあげた。
その過程で下してきた様々な決断の場面を、自身で回想する。
開発した自転車ランプの無料配布。門真への工場進出。フィリップス社との
提携。コンピュータからの撤退。事業部制や週休2日制の導入。松下政経塾や
PHP研究所の設立。などなど。
これらを、「事をおこす」「迷いと確信」「正しい道」「求める心」「人を動か
す」の5章にまとめている。
毅然とした姿勢が感じられる名著を、装い新たに発刊。
読んだ時期:
2009年3月22日。
レビューとか感想とか:
"経営の神様"松下幸之助さんの・・・何でしょ?
伝記?エッセイ?まぁそんな感じの本です。
わしゃ~のぅ。こんな事をしたんじゃ。何故かって言うとこう考えたからじゃ。
では何故こんな事を考えたかと言うとのぅ。つまりはこーゆー訳じゃ。
あんたらもこんな感じでうんたらかんたらじゃぞ。
みたいな事が書かれています。
個人的には非常に興味深く面白く読めました。
不思議な物で、恐らく5年前だったら凄い詰まらなく感じたと思います。
ですが今の私は非常に興味深く読めました。
そーいや私がまだ新人だった頃、その会社の社長が全社員に向けて
松下幸之助の[一日一話]をメールで紹介していたのですね。
「一日一話」って位なので毎日一話ずつメールで飛んできます。
それは私を含めた大部分の社員に不評で、
中には開きもせずにゴミ箱にポイしている方もいらっしゃいました。
恐らく殆どの社員にとって、目の前の仕事を片付けるのに精一杯で
それをのんびり読んでいる余裕は無かったのでしょう。
これに限った話ではないのですが、そんな事を懐かしく思いながら
タイミングってのは大事だなぁ、と感じました。
いくら素晴らしい言葉でも、受け取る側に受け取る準備が出来ていなければ
それは邪魔以外の何物でもありません。
私自身出来ているとは言い難いのですが、何か話したい事があれば
どのように伝えるか、だけではなく、どのように聞いてもらえる準備をするか
も意識していこうと思います。・・・無理の無い範囲で。
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト