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きらきらひかる(新潮文庫)/江國香織
本の内容(Amazon.co.jpより引用):私たちは十日前に結婚した。
しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。
笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。
そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。
セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは。
傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、
純度100%の恋愛小説。
読んだ時期:
2009年4月21日。
レビューとか感想とか:
お客様からご紹介頂いたのですが中々読む機会が持てなかった一冊です。
この前ブックオフで見つけたので即買いしました。
内容は、お見合い結婚したホモとアル中の純愛小説です。
設定・・と言うか外枠だけ見ると有り得ません。
親族会議が催される位混沌とする一方で
旦那さんの彼氏が普通に奥さんと談笑してたりします。
ついでに、奥さんの友人はコレと言って特徴の無い人なのですが
周りの人達が濃すぎる為に逆にその普通さが際立ってたりします。
そんなお話ですが、全体を通して透き通った印象を受けました。
色に例えると水色でしょうか。透明感のある一冊だと思います。
あっ。ただし、好き嫌いは分かれる一冊だと思いますよ。
ストーリー自体を楽しむ本と言うよりは
そのストーリーの持つ空気を楽しむ類の本なので。
以上、たまに(?)KYな私がお届けしました。
KYってもう使わないですかね?
お気に入り度:
★★★★
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※携帯電話には対応しておりません。
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posted by ササキマコト