マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

冷たい密室と博士たち(講談社文庫)/森博嗣

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 同僚の喜多助教授の誘いで、N大学工学部の低温度実験室を尋ねた犀川助教授と、
 西之園萌絵の師弟の前でまたも、不可思議な殺人事件が起こった。
 衆人環視の実験室の中で、男女2名の院生が死体となって発見されたのだ。
 完全密室のなかに、殺人者はどうやって侵入し、また、どうやって脱出したのか?
 しかも、殺された2人も密室の中には入る事ができなかったはずなのに?
 研究者たちの純粋論理が導きでした真実は何を意味するのか。


読んだ時期:

 2009年4月8日。


レビューとか感想とか:
 昔友達に「すべてがFになる」を借りて読んだ所、非常に面白かったので
 そのシリーズの続きを読んでみました。第二作目です。
 内容は、普通のミステリーでした、ハイ。密室殺人事件ですね。
 事件が起こって推理して解決~みたいなどこにでもある流れです。
 個人的には、主要登場人物の皆様が個性的なので楽しめましたが
 平凡な探偵が事件を解決!とかだったら印象に残らなかったと思います。

 探偵役の犀川助教授は、頭脳の回転がとっても速い理系さん。
 理屈っぽく薀蓄を述べるのが好きそうに見えます。
 一見、世俗を超越しているようにも見えますが
 妙に子供っぽい部分もあったりしますよ。
 助手役の萌絵さんはお色気担当・・・もとい、なんだろ?
 萌絵さんも頭の回転は速いですが、どちらかと言うとサポート役?
 あっ、分かった。暴走担当です。暴走して結果オーライで情報集めるみたいな係りです。
 そんなコンビが織り成すミステリー小説ですね。
 うん、これはミステリーです。謎解きもあるし。

 個人的には「すべてがFになる」を読んでからこちらを読んだ方が良いと思います。
 そうすると、本書のちょっとした事でびっくり仰天できます。


お気に入り度:
 ★★★






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posted by ササキマコト