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魔術はささやく(新潮文庫)/宮部みゆき
本の内容(Amazon.co.jpより引用):それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。
二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。
何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。
さらに魔の手は四人めに伸びていた…。
だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。
日本推理サスペンス大賞受賞作。
読んだ時期:
2009年5月29日。
レビューとか感想とか:
何となく、で読んだ一冊です。
内容は、おじさんが事故っちゃったー!えっ?目撃者無し?
何だよこのイタ電。よっしゃ!ちょっくら調べてみっか~と思った主人公が
素人探偵っぷりを発揮してたらドツボにハマって行く作品です。
・・ちょっと嘘です。
軽い気持ちで調べ始めたら知らない間に深い所に関わっちゃってて
そーしている内に何故か主人公の今までの人生に関わるあんな事やこんな事が
見え隠れしていく作品です。
ミステリーと言えばミステリーですが、トリックや謎解きがメインではありません。
人物の心理描写が巧みで、ある意味ヒューマンドラマな内容でした。
恐らく背景をしっかり書いているからだと思うのですが、私の場合、
宮部みゆきさんの作品は最初からわくわくで読み進める事はあまりありません。
どちらかと言うと最初の背景的な箇所を惰性で読んでいるのですが
次第に事件が展開していっていつの間にかのめり込み、
最後にキレーにまとまったなぁ、と言う感想を抱く事が多いです。
この作品もそんな感じでした。
ホームランバッターと言うよりはアベレージヒッタでしょうか。
パワプロで言うと、ミート:A、パワー:C、
アベレージヒッターとセンス○を持っているような感じです。
余計に分かりにくかったらすいません。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト