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ひまつぶしの殺人(光文社文庫)/赤川次郎
本の内容(Amazon.co.jpより引用):特になし。
読んだ時期:
2009年6月22日。
レビューとか感想とか:
本屋に行く度に見かけるけどイマイチ読む気が起きなかった「赤川次郎」さんの作品。
まぁ物は試しと言う事でタイトルだけで選んで読んだのですが・・面白かったです。
内容の方ですが、主人公は弁護士、母親は泥棒、お兄ちゃんは殺し屋、
妹は詐欺師、弟は警察、な個性豊かな家族が、あるおっさんを基点として
全員集合しててんやわんや、どたばたミステリーなお話です。
おっさんってのが宝石持ってる大金持ちのおっさんなんですけど、
母親は宝石盗もうとするしお兄ちゃんはおっさん殺そうとするし
かと思えば弟は銭形さん、もとい宝石の警護なんてしちゃうし
皆、意図しない所で絡みまくり一族大集合です。
正直、最初はそれ程でも無かったのですが読み進める程に味が出てきました。
緊張感に欠けたほのぼのミステリーでありながらも緊迫感があり
コメディっぽい雰囲気を漂わせながらもシリアスな場面があり
何ともいえない暖かさのある一冊でした。
ひつまぶしの殺人ではないのでご注意下さい。
ひまつぶしと言えば、ある意味生きている事自体がひまつぶしみたいなもんです。
どーせひまつぶしするなら楽しくやった方が良いと思いますよ?
以上、意味深っぽい意味の無い言葉を残して今日の記事を終了します。
このように曖昧な物言いで読者の深読みを誘う手法を
「アダチミツル手法」と言います、嘘だけど。
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト