マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

いちばん初めにあった海(角川文庫)/加納朋子

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 堀井千波は周囲の騒音に嫌気がさし、引っ越しの準備を始めた。
 その最中に見つけた一冊の本、『いちばん初めにあった海』。
 読んだ覚えのない本のページをめくると、その間から未開封の手紙が…。
 差出人は“YUKI”。だが、千波にはこの人物に全く心当たりがない。
 しかも、開封すると、「私も人を殺したことがあるから」という謎めいた内容が書かれていた。
 “YUKI”とは誰なのか?なぜ、ふと目を惹いたこの本に手紙がはさまれていたのか?
 千波の過去の記憶を辿る旅が始まった―。
 心に傷を負った二人の女性の絆と再生を描く感動のミステリー。


読んだ時期:

 2009年9月5日。


レビューとか感想とか:
 好きです!と言っても愛の告白では無いです。
 この本、好きです。
 内容の方ですが「いちばん初めにあった海」「化石の樹」の二つのお話が載っています。
 それぞれ別のお話でありながら実際にはリンクしていたりします。
 確かにミステリーと言えなくは無いのですが、その点についてはあまり。。
 正直、最初の方は文章読み難く感じましたし、ミステリーとしての部分も
 最後にドゴッ!と大きな謎解きではなく、ちょこちょこと疑問が出てきて
 ちょこちょこと解消していく感じなのであまりミステリー色は感じませんでした。
 ただ、それでも好きな・・と言うか琴線に触れる一冊でした。
 理由は分からないのですが、何故か読んでて泣きたくなりましたし。
 上手く表現出来ないのですが切なくなれる一冊だと思います。

 まぁ人に寄りますけどね。


お気に入り度:
 ★★★★






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posted by ササキマコト