【】
魔法飛行(創元推理文庫)/加納朋子
本の内容(Amazon.co.jpより引用):もっと気楽に考えればいいじゃないか。
手紙で近況報告するくらいの気持ちでね―という言葉に後押しされ、
物語を書き始めた駒子。妙な振る舞いをする“茜さん”のこと、
噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、
クリスマス・イブの迷える仔羊…身近な出来事を掬いあげていく駒子の許へ届いた便りには、
感想と共に、物語が投げかける「?」への明快な答えが。
読んだ時期:
2009年10月27日。
レビューとか感想とか:
「ななつのこ」の続編、駒子シリーズの中では一番好きカモな一冊です。
本作では駒子さんが主体的に物語を紡ぎます。
・・とは言っても日常の延長を手紙と言う形でですけどね。
どの話もちょっとした謎を含んで終わり、
それを読んだ瀬尾さんがその謎の答えを「空想」と言う形で提示します。
基本的には「ななつのこ」と似たような構成ですが
途中で差出人不明の手紙が挟まれたりと結構先が気になる展開でした。
最終的には全ての話が繋がり完結を迎えますが
ラストがちょっと尻切れトンボな感じです。
謎の手紙の出し手のラストはもうちょっと丁寧に書いて欲しかったな~と思っています。
これで「ななつのこ」「魔法飛行」「スぺース」と全部読みましたが
比較すると最後の「スぺース」だけちょっと形態が違います。
お話自体は全部で一つの物語となっていますので、
やっぱり順番に読んだ方が良かったです、残念(^^;
お気に入り度:
★★★★
お仕事用Webサイト:

※携帯電話には対応しておりません。
-----
posted by ササキマコト