【】
日曜日の沈黙(講談社ノベルス)/石崎幸二
本の内容(Amazon.co.jpより引用):『ミステリィの館』へようこそ。もともと当ホテルは密室で死んだ作家・来木来人の館。
これから行われるイベントでは、彼が遺したという「お金では買えない究極のトリック」を
探っていただきます。まずは趣向をこらした連続殺人劇をどうぞ。
そして興奮の推理合戦、メフィスト賞ならではの醍醐味をご堪能下さい。メフィスト賞受賞作。
読んだ時期:
2009年11月13日。
レビューとか感想とか:
真面目な推理物・・・のはずなのに何だろう、この妙なノリの軽さは。
お話自体は普通。ミステリーと言えばミステリーでしょう。
特に突飛な設定がある訳でも無く、普通にイベントが起こって
普通に推理して普通に解決・・・なのですが、雰囲気がシリアスに感じられません。
全体的にどことなくコメディちっくな雰囲気を漂わせています。ノリが軽いです。
それと言うのも女子高生二人組のせい。
ある意味主役、ある意味野次馬、ある意味傍観者で、ある意味探偵なこの二人が
シリアスな雰囲気を豪快にぶち壊していました。見事な位に。
ただ個人的には、だからこそ面白かったです。
先に述べた女子高生も、存在感だけで言ったらダントツです。
そのお陰で肩肘張らず気軽な調子で読み終える事が出来ました。
さて、今日は小さなお友達に「美味しんぼってどんなお話~?」と訊かれました。
うむ、小学生の分際で渋い趣味だな。おにーさんは嬉しいよ。
マコトおにーさんは一言で簡潔に「壮大な親子喧嘩の話だよ~」と教えてあげたのですが
親御さんから「こら!適当な説明するな!」と怒られてしまいました。
私の説明、間違っていないですよね?(つд`)
お気に入り度:
★★★★
お仕事用Webサイト:

※携帯電話には対応しておりません。
-----
posted by ササキマコト