マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

「胸キュン」私を買う気にさせたあの店員さん(アスカビジネス)

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 買い物をめぐるお客様と店員さん、笑いと感動の体験記として公募作品をまとめた
 「私を買う気にさせたあの店員さん」の続編。
 感動的なエピソード、笑い転げるハプニング、第一級の販売技術、
 心配りなど紹介。〈ソフトカバー〉


読んだ時期:
 2009年11月14日。


レビューとか感想とか:
 どこからどう読んでもビジネス書ではありませんでしたが
 あえて「ビジネス書」に分類してみました。
 内容は、つい買っちまった~ってなエピソードの投稿作品集です。
 堅苦しい物では無く、ほんわかしたりくすっと笑ったり
 大爆笑したりと言ったエピソードが満載です。
 各エピソード毎にエピソードにちなんだ一言が書き込まれており
 それもまた良い味を出しています。
 雰囲気としては「ほぼ日刊イトイ新聞」の「言いまつがい」コーナーに
 近い印象を受けました。
 ボディブローのような笑いが襲ってくる事請け合いです。

 何故「ビジネス書」に分類したかと言うと、気楽に読める娯楽の中にも
 ビジネスとして大事な事が盛り込まれていると感じたからです。
 冗談めかして書かれていますが、結局の所お客様の「生の声」ですからね。
 それなりに勉強になりました。
 個人的に感じた事としては2点あります。
 お話に良く出てくるつい買っちゃったケースを分類してみると
 一つは店員さんがお客様の事を考えて行動したケース、
 もう一つはポロっと本音が見えてそれが微笑ましかったケースになりました。
 テクニックで強引に売りつけたケースもありますがそれは除外します。
 大抵締めは「二度と買うもんか!皆に言いふらしてやる!」だったので。
 「店員さんがお客様の事を考えて行動したケース」は
 商売っ気の有る無しに関わらず、お客様のメリットを優先し
 自分の都合を見せなかった場合に、お客様は買いたくなるようでした。
 「あぁ、是非この人から買いたいわ」みたいな感じで。
 「ポロっと本音が見えてそれが微笑ましかったケース」は
 言い換えれば気合が空回りしちゃったケースでしょうか。
 「うん、頑張ってるから買ってあげるよ(^^;」みたいな感じです。
 天然さんの本領発揮ですね。
 個人的には前者の方があるべき姿だとは思いますが
 後者も分かる気がします。
 結局の所、如何にお客様の為に頑張るかが肝ですね。しみじみ。
 ある意味当たり前の事ではあるのでしょうが、
 自分がそれを出来ているか、反省するきっかけになった一冊でした。

 あっ、何か堅苦しく書きましたが、肩肘張らずに読める娯楽書的本です。
 暇潰しにも向いているので気が向いた方は読んでみて下さい。


お気に入り度:
 ★★★★★






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posted by ササキマコト