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あなたがいない島―本格のびっくり箱(講談社ノベルス)/石崎幸二
本の内容(Amazon.co.jpより引用):心理学研究のため、無人島の「古離津島」で5日間の精神的サバイバル生活が始まる。
持ち込めるものはひとつだけ。しかし、持参したパソコンが壊され…。
奇抜なミステリィ談義と意匠を凝らした周到な事件。
読んだ時期:
2009年11月18日。
レビューとか感想とか:
ほん・・・かく?では無い気がします。
石崎幸二さんの小説です。登場人物がデビュー作と同じなので
読む方はデビュー作「日曜日の沈黙」から読んだ方が良いと思います。
内容は、心理実験のために無人島に集められた主人公、他。
表向きは心理実験、しかしその裏には別の目的が・・・
と思わせて、更に別の目的があったりなかったりです。
個人的にはミステリーとしてのトリックよりも、
主人公達、特に女子高生の掛け合い漫才的な物が面白かったです。
女子高生コンビは基本的にちゃらんぽらん。
日常会話においてはかなりぶっ飛んだ会話をします。
ミステリー好きのおっさん主人公に対する会話は更に酷い!
ミステリーファンが聞いたら泣き出しそうなセリフを遠慮なく言い放ちますが
これがまたある意味真理を突いている発言が多かったりします。
こいつら意外と賢いんだな。
世間一般の評価に惑わされず自分の頭で考える事が出来る人達です、ハイ。
まぁ身近にいたらかなり鬱陶しい事請け合いですがそこは小説。
女子高生のぶっ飛び具合とサラリーマンの悲哀をご堪能下さい。
でもサラリーマンのおっさんは絶対楽しんでると思うんだよなぁ。。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト