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ブードゥー・チャイルド(角川文庫)/歌野晶午
本の内容(Amazon.co.jpより引用):今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。
ある雨の日の晩にバロン・サムデイがやってきて、おなかをえぐられて、
そうしてぼくは死にました。前世、ぼくは黒人でした。チャーリー―それがぼくの名前でした。
―現世に蘇る、前世でいちばん残酷な日。
不可解な謎を孕む戦慄の殺人劇に、天才少年探偵が挑む!長編本格ミステリ。
読んだ時期:
2010年3月8日。
レビューとか感想とか:
最初「ハズレかなー」と思いましたが全体としては楽しめました。
一見外国のお話のようですが舞台は日本です。
前世の記憶があると主張する主人公、それに対して懐疑的な周りの人々。
しかし主人公の前世の記憶と無関係とは思えない事件が起こり・・。
ってな展開です。
オチは主人公より先に分かると思います。
話の流れ的にそれしか考えられん。
と言う訳で主人公の迷走っぷりはある意味コメディとして読めましたが
パズルのピースがはまっていく様子、例えば謎の人物の正体だとか
主人公が良く書いてた絵の本当の意味だとかが解き明かされていく所は
読んでて気持ちよかったです。
うん、面白かった。
・・・と言っておいてなんですが、長い!長過ぎ!
時間は有限なのですよ、もちっとコンパクトでお願い!
と思う位余計な展開が多かったように思います。
その為、メインの流れが若干間延びしている印象を受けました。
全部で500ページ弱の構成になっていますが、
300ページ位だと嬉しかったです。わたくし、読むのに疲れましたわ。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト