【】
密室殺人ゲーム王手飛車取り(講談社文庫)/歌野晶午
本の内容(Amazon.co.jpより引用):〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの
現実に起きた殺人なのである……。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ!
読んだ時期:
2010年3月13日。
レビューとか感想とか:
面白かったですよ。
内容はバーチャルな関係での探偵ごっこ。
ただし事件は実際に起きていてその実行犯は出題者なお話です。
探偵役は犯人・・は最初から分かっているので犯人の残した謎
密室トリックだったりアリバイトリックだったりを破ります。
まぁそこら辺はゲーム、余りにも探偵役が解けないと
出題者が物凄いヒントを出したり途中まで答え言ったりと
結構軽いノリです。事件は会議室で起きてるんじゃないけど。
基本的にそこら辺がある種の伏線になっていて
最後に向かってドドドド!っと。
と言いたい所なのですが、個人的にラストは微妙。
ラストは賛否分かれると思いますが、全体を通しては面白かったです。
ちなみにこの本、目次は読まない方が良いと思います。
ある意味豪快にネタバレしていました。
私は最初に目次を読んじゃったのですが、そのせいで
結構最後の方の盛り上がり所で「はいはい、やっと出てきたか」的な
リアクションになってしまいましたとさ。
お気に入り度:
★★★
お仕事用Webサイト:

※携帯電話には対応しておりません。
-----
posted by ササキマコト