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ミステリ魂。校歌斉唱!メフィスト学園(講談社ノベルス)
本の内容(Amazon.co.jpより引用):事件は学園で起きている!凄腕ミステリ作家陣が放つ、謎と伏線!!起立!
ミステリの授業を始めます―学園ミステリ傑作集。
読んだ時期:
2010年3月18日。
レビューとか感想とか:
テーマは学園ミステリ。
三雲岳斗さん、乾くるみさん、石持浅海さん、浦賀和宏さん、矢野龍王さんの
それぞれ50ページ前後の学園ミステリ物が掲載されています。
「ミステリ愛。免許皆伝! メフィスト道場」ってな名前の対になる本があるのですが
私は乾くるみさん、石持浅海さん、矢野龍王さんが結構好きなので
迷う事無くこの本だけを手に取りました。道場の方は一人も読んだ事無かったし。
三雲岳斗さん、浦賀和宏さんの作品は読んだ事無いですが
この本読んで面白かったら他のも読んでみようかなーと言った所です。
んで肝心の内容の方ですが、学園ミステリと言う共通点は有るものの
それ以外はこれでもかって位バラバラ。
仕方ないのでそれぞれのお話毎に感想を書いていきます。
1.『無貌の王国』 三雲岳斗
ふーだにっと、はうだにっと、な感じの作品。
短編のせいか展開が駆け足であっという間にゴールについた感じです。
個人的には面白かったです。
2.『《せうえうか》の秘密』 乾くるみ
暗号解読な作品。
パズル的な暗号が良く練りこまれていますが、
これを自力で解ける人って殆どいないんじゃね?
へー、って感じです。
3.『ディフェンディング・ゲーム』 石持浅海
ふーだにっと、ほわいだにっとな作品。
石持浅海さんらしい内容だと感じました。
綺麗にまとめたなーと言うのが率直な感想です。
4.『三大欲求(無修正版)』 浦賀和宏
一言で言えばエログロ。妄想メインな作品です。
これはミステリなの?特に謎らしい謎は無いです。
好き嫌いは分かれそうですが独特の魅力を感じました。
5.『三猿ゲーム』 矢野龍王
特殊な状況下でのかくれんぼ。
この方の作品の魅力は絶対にあり得ないような状況設定だと思います。
試みは面白かったのですが、速攻答えが予想ついたのが残念です。
そんな感じ。
この5人の著者の内、一人でも気に入ってる人がいる読者はこの本買うんじゃね?
的な発言が会議であったのかは知りませんが、そんな狙いが見えた一冊です。
客観的にどうかと問われると微妙ですが、
私は知ってる作家さんが多かったので楽しめました。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト