マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

パズル自由自在千葉千波の事件日記(講談社文庫)/高田崇史

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 これは、論理パズルでデコレーションした本格ミステリか、
 それとも本格ミステリの仮面を剥ぎ取った論理パズルか?
 天才高校生・千波くん、平凡浪人生・ぴいくんたちと一緒に、
 筋道だったチャーミングでエレガントでスプレンディッドな謎解きを、
 ご堪能あれ!病み付きになること間違いなし。本当だよ。


読んだ時期:
 2010年3月22日。


レビューとか感想とか:
 タイトルに偽り無し!パズル小説でした。
 構成はぴいくんの一人称で話が進む連作短編集です。
 基本的にはちょっとした事件が起こり、ぴいくんが語り部、
 千波くんが問題提示役兼探偵役な感じ、更にその事件が
 パズル的な謎になっています。
 とは言ってもそれだけではありません。
 間にちょっとしたパズル問題がちょこちょこちょこちょこ挟まれています。
 「『NEW DOOR』を並び替えて、一つの単語を作って下さい」とかそーゆーの。
 読む本でありながら解く本にもなっていました。
 パズル好きな方は楽しめるのではないでしょうか。
 逆に言うと、パズルがあまり好きではない方にはオススメしません。
 ある意味本書のウリなのでそこを楽しめないと魅力半減です。
 個人的な感想としては妹萌えのお兄ちゃんが良い味出してましたけどね。
 どんだけ妹に対して好意的な解釈なんだよ?!と。
 脳みそがお花畑とはまさにあの事を言うのだと思います。

 さて、類は友を呼ぶとは言いますが、私の友人達は良く言えば柔軟、
 悪く言えば出たとこ勝負な人達が多すぎると思います。
 昨日も昨日とて、三連休のど真ん中に遠路はるばる友人が泊りにきました。
 その連絡を貰ったの、家に来る30分前だったんですけどね。
 結構遠くに住んでいる人なのですが「今から行くからー」的ノリ。
 いやいやいやいや、ちょいと待てよ。と。
 こっちにも心の準備と言うものがあるでしょう、と。
 まぁ幸い?お仕事もひと段落した所だったので招き入れたのですが
 どーやら北上旅行の中継地点にされただけなようでした。
 「俺がいなかったらどーしたのよ?」との問いには
 「別の友達の所に泊まったから問題なーし」との事。
 「じゃあ俺が空腹で倒れてたらどーしたのよ?」との問いには
 「見なかった事にして別の友達の所に泊まったから問題なーし」との事。
 「んで、明日のご予定は?」との問いには
 「明日になってから考えるー」との事。
 あー良いね。その無計画っぷり。その自由さ。
 そーだよね、子供じゃあるまいし自己責任って奴ですよね。
 と言う訳で私も自己責任でそのノリに付き合ってしまった訳です。
 年甲斐もなく自分がまだまだ若いと勘違いしちゃった訳です。
 うん、そろそろ落ち着いても良いお年頃だった。

 っつー訳で今日はもう寝ます。おやすみなさい(--)Zzz


お気に入り度:
 ★★★






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posted by ササキマコト