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19ボックス―新みすてり創世記(講談社ノベルス)/清涼院流水
本の内容(Amazon.co.jpより引用):読む順番によってストーリーが変わる四つの物語。
読み進むごとに次第に真相が明かされる。
すべての物語を読み終えると、隠された長篇が浮かび上がる。
お好みに合わせたA to Zの26通りの読み方を呈示して読者に挑戦する
マルチエンディング・新みすてり!
読者へのトリックを秘めた三つのなかがきでは『清涼院流水』の秘密が明かされる。
読んだ時期:
2010年5月20日。
レビューとか感想とか:
「読む順番によってストーリーが変わる」と言うのに興味を惹かれて
手に取った一冊です。
この著者の本は読んだ事無いのですが、果たして吉と出るか凶と出るか。。
感想。
試みは「なるほどね」って感じ。ちょっとネタバレになっちゃいますが
要は最初に読んだお話の結末を虚構とする表現が
次に読むお話に組み込まれている感じです。
1話目:どら焼き食べた
2話目:そういえばこの前どら焼き食べた夢見たなぁ。と呟いた
3話目:そういえばこの前どら焼き食べたなぁ。と呟いた夢を見た
みたいな感じで。
それらが絡み合ってマルチエンディングを形作ってる訳ですね。
後は言葉遊びが多かったです、オヤジギャグも。
そのような仕掛けが多く、それらの為に物語が作られた印象を受けたせいか
物語としての面白さ自体は良く分かりませんでした。
実験的な意味合いが強い本だったのかもしれませんが
純粋にストーリーを楽しみたい方には向かないと思います。
好き嫌いがはっきり分かれる一冊だと感じました。
でも「清涼院流水」の由来とそれをつけるオヤジギャグセンスは結構好き。
さて、「忙しい」と言う訳では無いのですが、ここ2、3日
気がつくと一日が終わっている感じです。
あれもやりたいこれもやりたい、でも時間に限りはある。
予定していなかった事に時間を取られたり
自分的に途中で力尽きたりで大分進みは悪いですが
まぁそれでも少しずつ何かをやっています。
人間、夢中になれる事があるってのは幸せだなぁ、としみじみ。
例え後ろに進んでいようとも、そこに立ち止っているよりは100倍マシです。
やっぱ同じ風景ばっかり見てると飽きちゃいますもんね。
と言いつつ、外食する時は結構同じ店ばかりを攻める保守的な奴だったりします。
カッコつけた事言ってすんませんでした。
お気に入り度:
★★
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posted by ササキマコト