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「できる男」はがんばらない!!-営業マン改造計画/原崎裕三
本の内容(Amazon.co.jpより引用):不景気を通り越して、何をやってもムダという空気が流れ始めている。
そんな中、がんばり続けてもうまくいかないから
「がんばりましょう」という呼びかけは無意味だ。
「できる男」はどこにでもいるが、よくみると、彼らに限って時間に余裕があり、
プライベートも充実している事実に気付くだろう。
「できる男」はがんばらない!! いや見えないところでがんばっているのである。
つまり、がんばりの方向性を変えるだけで、
仕事を効率よく効果をあげることができるのである。
朝から晩まで会社に拘束され、身体はくたくた。
給料が増えるならまだしもサービス残業のオンパレード。
女房には嫌味を言われ、子どもと遊ぶ時間もない。
本書には、そんな平均的日本のサラリーマンが、
「できる男」になるエッセンスが詰まっている。
デザイナーであり、経営コンサルタントである著者が、本文デザインやイラスト、
装丁などすべてを手がけた画期的な作品である。
読んだ時期:
2010年5月21日。
レビューとか感想とか:
良く考えて作られた本だなぁ、と言うのが率直な感想です。
内容は前半が物語になっていて後半が解説と言うかメインの主張。
営業に関する本です。
タイトルの「がんばらない」は努力しないと言う意味では当然ありません。
どちらかと言うと「やみくもにガンバれば何とかなるもんでもない」的な
ちゃんと的を絞って努力しましょうね、ってな意味や
「頑張ってる姿を見せれば良いってもんでもないですよ」的な
まぁまずは落ち着けや、と言っていると捉えました。
マラソンで言えば、慌てて全力でダッシュするんではなくて
ペース配分を決めて無理に「がんばらない」でゴールしましょう。
例えがパクリですがそんな感じです。
さて、今日の感想は実は本の内容に対しての感想ではありません。
どちらかと言うと本の構成に対しての感想です。
この本自体が営業マンちっくな雰囲気を醸し出していました。
つまり、気安く読めて何となく分かった気になれて
でも実は何が分かったか?と訊かれると微妙に答えづらい。
まず導入の物語で抵抗感無く読み始められます。
・・が、良く考えると大した事書かれていない気がするんですよね。
冷静に考えると。
次にメインのお話になっていくのですが、登場人物や語り口が物語の延長なので
物語を読んだ時の気安さでそのまま読んでいけます。
他にもフローチャート式にして視覚に訴えたり
生の声?を引用して現実味を持たせたり色々と。最後のシメもなるほどね。
内容もさることながら、こっちの構成的な部分の方も学べる事は多いカモしれません。
私は営業に対して構えちゃう方なので若干警戒心を煽られたりもしましたが
基本的には好意的に捉えて良い本だと思います。
素人でも何となく営業出来そうな気分になれたので、
営業に疲れた方、モチベーションアップにどーぞです。
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト