マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

プラスティック(講談社文庫)/井上夢人

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 54個の文書ファイルが収められたフロッピィがある。冒頭の文書に記録されていたのは、
 出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子が書きこんだ日記だった。
 その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる!
 謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。


読んだ時期:
 2010年6月25日。


レビューとか感想とか:
 ねぇねぇ、僕を読んで。と語りかけてきたので手に取った一冊。
 もちろん冗談です。
 内容は、フロッピーに収められた文書を延々読むだけのお話。
 と書くと物凄いつまらなそうですが実際にはそんな事ありません。
 フロッピーの中には54個のファイルがあり、各ファイル毎に語り手が異なります。
 最初に収められているのはある主婦の日記。
 その主婦の身にちょっと変な事が起こります。
 一体なんじゃらほい?どーゆー事よ?と思いつつ次のファイルでは更に謎が深まり
 どんどん訳が分からなくなっていきました。
 えっ?結局誰が誰でこの文書を書いている人は本当は誰?みたいな感じで。
 情報が錯綜して混乱したあたりで、徐々に情報が補完され始め
 「あぁ、そーゆー事ね」となる展開です。
 正直、途中でオチは読めました。
 そう考えないと辻褄が合わないなーと思ったら案の定。
 ですが、だからと言って面白さが減った訳では無く
 最後までのめり込んで読む事が出来ました。
 ガッカリした、と言うよりは腑に落ちたと言う表現が適当だと思います。
 謎解き的なミステリーを期待しているとがっかりするかもしれませんが
 個人的には面白く読めた一冊でした。

 いつも通り話が変わりますが、人間ってのは不思議なもんで
 その気になれば意外と何とかなるもんですね。
 いや、お仕事の話なんですけどね。
 今、どんなもん作りましょうねー?な、所謂「設計」をやっております。
 こんなもん作ってねー、と言う大まかな物はあるので
 それを、具体的にこうすれば出来るんじゃね?にする作業です。
 大きな声では言えないのですが、その中に若干ヾ(´∀`;)ノな機能、
 もっと直接的に言えばどーすりゃ良いのかさっぱり分からん機能があったのです。
 全く作れる気がしません。
 ただまぁお仕事なんで、ついでにそろそろ若手じゃなくなっているので
 私の力じゃ出来ませ~んと投げる訳にもいかずウンウン唸っておりました。
 ご飯を食べては唸り、コーヒー飲んでは唸り、マンガを読んでは唸り。
 そしたら昨日、サンデーを読んでる時に閃きました!
 まだ具体的にはなってないですが、こんな感じにすりゃー何とかなるんじゃね?
 ここでこうぶわーっとしてガスっと設定してウィーンって持ってくれば
 ガッションって感じに出来るんじゃね?と。
 おぉ、ワタシってば天災じゃありませんこと?
 結局何が言いたいかと言いますと、この閃き。
 別に新しい知識を得た訳でも無く賢くなった訳でも無く
 特に何がどう変わった訳でも無いのに突然くる閃き。
 不思議な物で、時間さえ経てば出てくると言う訳では無く
 ずーっと考えてる事である時突然神様が降りてきます。
 皆さんもそんな経験ありませんか?
 あれって何でなんでしょうね?
 そのメカニズムが分からないので今の所対策は無いのですが
 閃くまでに掛かる時間を短縮出来ないかなーと思っております。
 これも考えてれば突然閃くのかしら。


お気に入り度:
 ★★★






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posted by ササキマコト