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13階段(講談社文庫)/高野和明
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):犯行時刻の記憶を失った死刑囚。
その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、
前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。
だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。
処刑までに残された時間はわずかしかない。
二人は、無実の男の命を救うことができるのか。
江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。
◆読んだ時期:
2011年3月11日。
◆レビューとか感想とか:
ミステリーという噂を聞いて読んでみました。
ついでにAmazonさんの評価も高かったですしね。
内容は、死刑囚の冤罪を晴らす為に元刑務官と元受刑者が奔走する話。
死刑制度がテーマになっているようで色々考えさせられます。
・・・が、私は小説にそーゆーメッセージ性を求めてはいないので
個人的にはいまいちでした。
ミステリーといえばミステリーですが推理小説的な雰囲気というよりは
「相棒」や「踊る大捜査線」的な雰囲気に近いと思います。
さて、同時多発的な地震で日本中が大変な事になっています。
私自身に目立った被害はありませんが、
実家が宮城県の仙南という事もあり不安度は高いです。
見知った地名がちょくちょくニュースに出てくるし。
正直、色々考えさせられます。
個人的に今回、直接的な被害を受けていない地域から
被災地に向けて連絡を試みる事の是非を悩みました。
私も心配のあまり実家等への電話を試してしまいましたが、
よく考えたらそれどころじゃない可能性大なのですよね。
ついでに停電となると携帯電話や固定電話も充電出来ない訳で。
こちらが安心したいが為に、ただでさえ大変な状況の相手に
余計な負担を強いる事にもなりかねないな、と。
心配と言う名の自己満足には注意したいものです。
私も人の事は言えないのですがね。
個人的には、非常事態になればなる程、
頭で考えて動くべきだと考えています。
あなたの善意は相手にとって必要な善意ですか?
他人を心配出来る事は人間としてとても大切な素養ですが、
それが必ずしも相手の助けになるとは限らないのではないでしょうか。
まぁ連絡取って安心したい気持ちは分かる。私もそうだし。
ただしその行動の影響も考えてからやろーね、ってなお話です。
ちなみに自分の事は棚上げしています。
と言うか自戒の意味も込めて書いてます。
◆お気に入り度:
★★
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posted by ササキマコト