マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

謎の転倒犬―石狩くんと(株)魔泉洞(創元クライム・クラブ)/柴田よしき

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 深夜のアルバイトを終えた僕が偶然出会った、厚化粧の女性。
 なんと彼女は連日女の子が行列をなす、カリスマ占い師・摩耶優麗だった。
 時を遡って過去を見てきたと嘯く彼女に、ズバリ言い当てられた僕の過去。
 きっと何かカラクリがあるはずだ!ミステリ同好会の僕が必ずこの謎を解いてやる!
 (株)魔泉洞に持ち込まれる不思議な事件を、鮮やかに解く、優麗の推理(占い?)。
 そして石狩くんの受難をユーモラスに描いた本格ミステリ連作集。

読んだ時期:
 2011年3月24日。

レビューとか感想とか:
 柴田よしきさんの日常の謎系連作短編ミステリーです。
 雰囲気はちょっと坂木司さんのお仕事シリーズに似た感じ。
 女占い師が探偵役で僕が語り部になっています。
 女占い師の大物っぷりな雰囲気が似ているせいか
 甲斐谷忍さんの「霊能力者 小田霧響子の嘘」的な印象も受けました。
 超能力ではなく観察力で解決する感じですね。
 個人的には僕のヘタレっぷりと女占い師の女王様っぷりの組み合わせが
 面白かったです。
 ミステリーとしても主張し過ぎずマッチしていて
 程よい雰囲気をかもし出していました。
 ・・・って、料理漫画の解説みたいになってしもーた。
 日常の謎系の連作短編が好きな方にはオススメです。

 さて、この度の大事故で会長や社長がとってもシャイな事が明るみに出た東京電力ですが
 相も変らず奥ゆかしい発言が多いようですね。
 本日の毎日jpでこんな記事を見ましたφ(--)被曝した作業員さんのお話です。

 >東電は25日、線量計は正常に警報が鳴ったものの、3人は線量計の故障と思って
 >作業を続けていたと説明していることを明らかにした。

 そんな訳ないじゃーん(≧▽≦;)
 とか言っちゃ駄目なんですかね、駄目なんでしょうね。
 「線量計の故障と思って」ってどんだけポジティブな作業員さんですか。
 もうちょっとまともなウソつけなかったのかなーと思わんでもないです。
 「私達の管理責任です」とか言っておく方がまだマシだったろうに。

お気に入り度:
 ★★★




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posted by ササキマコト