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県庁おもてなし課/有川浩
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。
とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。
観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、
地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。「バカか、あんたらは」。
いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?
掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。
◆読んだ時期:
2011年4月18日。
◆レビューとか感想とか:
高知の宣伝目的で書かれているという点が微妙。
この本が書かれるに至った経緯は理解出来るのですが、
小説は現実から離れて楽しみたい派なのです。
とは言え、物語自体は面白かったですよ。
内容は県庁の星+図書館戦争+キケンっぽい感じでしょうか。
「有川さん版県庁の星」ってのが個人的にピッタリきます。
それに玄田三監や堂上教官っぽい人達が登場して場を盛り上げ、
おっ?これは二人の主人公タイプか?とニヤリとさせられ、
やっぱり恋愛要素はあるのね、と苦笑い。
個人的に話の本筋自体が面白かったので、恋愛要素はいりませんでした。
ビジネス小説的な楽しみ方と言うか、主人公の努力や成長ぶりで十分盛り上がれたので、
逆に恋愛要素が入った事によって楽しみ方がぶれちゃった印象です。
普段の有川さんの作品よりはいくぶん抑え目だったとは思いますが、
それでも余計に感じる位、本筋にテンションが上がった一冊でした。
さて、なんか最近お仕事が充実しております。
これを婉曲的社会人的表現と言います。
「忙しい」って言いたくない時の切り札ですね。
良い子の皆に向けてお話をしますが、大人ってのはねー。
迂闊な事が言えないんだよー。
変に言質を取られないようにって遠まわしで紛らわしくて大げさだけど
嘘ではないんだなーこれが的な言い方が増えちゃうんだよー。
「嘘はいけません。正直に生きなさい」って子供の時は教わるけど
大人になると違うから気を付けてねー。
「言い訳の出来ない嘘はいけません。本音はバレないように生きなさい」ってのが
大人の世界の「しょせいじゅつ」って奴なんだ。
覚えておいてねー。
覚えておくと偉い人になれるかもしれないよー。
「せんせい」とか呼ばれて周りの人にぺこぺこされちゃうよー。
ほんとだよー。「せいじか」って呼ばれる人達を見てれば分かるでしょー。
とニュースを見てた脳内赤ペン先生が脳内生徒に言っていました。
まさしく「民間意識」ってのが足りてないね、某電力会社。
◆お気に入り度:
★★★★★
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posted by ササキマコト