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零崎人識の人間関係戯言遣いとの関係(講談社ノベルス)/西尾維新
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
死んだ人間みたいな目をした少年と、顔面刺青の殺人鬼。二人の出会いが、
そして語られることのなかった京都連続通り魔事件の真相がついに明かされる!
零崎人識の動機と、その無惨なる結末は……!?
◆読んだ時期:
2011年5月16日。
◆レビューとか感想とか:
相変わらずこのシリーズはタイトルの付け方が適当だなぁ、良くない意味で。
「戯言遣いとの関係」とか書いてありますがあんまり関係無いです。
たま~~~~~~~~~~にちょろっと出てくるかな、位の空気感でした。
ちなみにスピンオフ作品と言うよりはサイドストーリーと言った方がしっくりきます。
所謂『戯言シリーズ』とかを読んだ人がニンマリ出来る類の本なのでご注意を。
設定等を把握していない人がこの本単体で読んでもたいして面白くないです、多分。
私は・・・微妙でした。
さて、昨日はちょっくら友人とご飯を食べてきました。
この友人、私と同じ業界なのですが、私の社会人生活で出会った人の中で
TOP3に入る勢いで仕事が「早い」人だったりします。
多分私の1.5倍位は早い(--;
なんていうか「速く」は無いのですよ、でも「早い」。
こーゆー友人と話をすると刺激になります。
えっ?いまいち良く分からんって?
そうですねー。
私がいる業界は、仕事が「速い」人が多い業界です。
でも何気に仕事が「早い」人は少ない業界だったりもします。
例えばですね。
普通にやって10掛かる仕事を5でやっちゃう人は腐るほどいます。
おまえら超人かよ!ってな位速い人は多いのですよ。
ただ『ここで3の仕事をやっておくとこっちの5の仕事がいらなくなるな』と考えられる人は
ビックリする程少なかったりします。
友人とした話を例に出すと、システム開発をする時にはプログラミングと設計工程では
設計工程の方が大事だったりします。
当たり前ですよね?どんなにキレイに柱を立てられる職人さんも
どこに柱を立てて良いか分からなければ宝の持ち腐れです。
ですが現実では、設計がおざなり→プログラミングしながら設計もやる
→後から矛盾点が出てきてつぎはぎで対応。ってな事は驚く程多いのです。
理由はスケジュールを遅らせたくないから。
設計期間が終わる→でも全部出来てない→いーや、後の工程で吸収しよう
→決まってないままプログラミング→てんやわんや、ってのがデスマーチへの王道です。
どんどん後ろにシワ寄せがきちまうんだな、これが。
実際の所、多少後ろの工程が遅れても設計段階をきっちりやった方が傷は浅いのですが
設計段階でその決断が出来る人はあんまりいません。
まさしくゆでガエル現象です。カップ焼きそば現象じゃないよ。
そんな訳なので
(1)仕事の早い人が少ない→デスマーチになる事が多い
(2)仕事の速い人は多い→死にそうにはなるが、なんだかんだで何とかなる
(3)のど元過ぎれば・・な人が多い→なんとかなったから懲りない。
ってなサイクルにハマりSE業界はいつも忙しそうにしている奴が多いのだろう。
と言う結論になりました。
なるほど、なんか腑に落ちた。
◆お気に入り度:
★★
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posted by ササキマコト