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となり町戦争(集英社文庫)/三崎亜記
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):天才現わる!? 見えない戦争を描いた衝撃作。
ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。
だが変わらぬ日常に、僕は戦時下の実感が持てないまま。
それでも“見えない”戦争は着実に進んでいた。
「清澄な悪夢」「傑作」と選考会騒然の衝撃作!
第17回小説すばる新人賞受賞作。
◆読んだ時期:
2011年6月6日。
◆レビューとか感想とか:
内容は、ある日突然となり町と戦争を始める事になったとの連絡が回り
お役所主導で粛々と歩調を合わせながらとなり町と戦争するお話です。
赤川次郎さんとかのどこか真面目になりきれていない面白さを期待して読んだのですが
思いの外シリアスでした、登場人物達は。
本の内容を内容通りに捉えると突飛な話ですが、
「戦争」=「非日常的な危機的状況」と置き換えて読むと結構リアルな気もします。
危機的な状況が実際に起こっているけど見えない、聞こえない。
だからいまいち実感できない。
今の日本人も多くはそんな感じなんじゃないですかね。
恐らく震災や原発事故前に読んでいたら特に大した感想を持たなかったと思います。
今この時だからこそ色々と考えさせられた一冊でした。
ただAmazonさんのレビューを見ると好き嫌いが分かれる作品みたいなので
そこだけご注意下さいな。
さて、新しもの好きだけど面倒臭がり屋で保守的。
そんな私はスマートフォンもiPadも持っていない奴なのですが、
ぶっちゃけ電子書籍ってどうなのでしょう?
便利だろうし場所取らないだろうし色々メリットもあると思うのですが
読んでいるとお目目が疲れちゃいそうな印象があるのですよね。
それと味気ない。
特に趣味としての読書はそれなりに形から入りたいのです。
と言う訳で、どーも何と言うか・・・本は紙で読みたい。
読書好きには私みたいな人も多いのではないでしょうか。
ついでに言うと「ページをめくる」って動作も
意外とストレス解消に役立っているのじゃないかしら。
ほら、貧乏ゆすりに代表されるように、簡単な動作の繰り返しって
ストレスの緩和に良いみたいですし。
無限プチプチみたいに形を整える事も大事だと思うのです。
と言う訳で、どーせ電子書籍にするんだったら、
ペーパーディスプレイに写してめくりながら読めるようにして欲しいです。
ゲーム機と同じようなモデルで、一冊ハードを買っておけば
あとはソフトをインストールして読む。みたいな。
どうでしょ?
インフラを整えるのが大変だとは思いますが、
本好きをターゲットにするならそれ位はやって欲しいですなぁ。
・・やっぱ無理?
◆お気に入り度:
★★★★★
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posted by ササキマコト