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トラップ・ハウス/石持浅海
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):狭苦しいトレーラーハウスに閉じこめられた卒業旅行の男女9人。
ドアも、窓も、開けられない。
混乱のなか、1人が命を落とし、悪意に満ちたメッセージが見つかる--。
この罠を仕掛けたのは、いったい誰か?
果たして彼らは、ここから生きて出られるのか?
デビュー10周年の著者が、本格ミステリーの原点に立ち返った、新たな傑作!
◆読んだ時期:
2012年6月24日
◆レビューとか感想とか:
わーい、石持浅海さんの新刊♪
表紙の感じから「『ブック・ジャングル』っぽいな~」と思っていたら
中身もちょっとブック・ジャングルっぽかったです。
内容は、トレーラー・ハウスに閉じ込められた若者たちが
そこに仕掛けられた罠に振り回されながらも
犯人やその動機を推理するお話です。
シチュエーション的にはちょっとだけ岡嶋二人さんの「そして扉が閉ざされた」と
印象が被りました。
あれと同じで現在の状況に振り回されながら過去を振り返る系です。
読み終わってから振り返ると、ご都合主義・・と言うか
随分と都合よく罠に掛かったもんだと感じますが、
読んでいる最中は先の展開が気になってドキドキできました。
勢いで押し切った感があるので現実感を求める方は不満を覚えるかもしれませんが、
個人的には楽しめた一冊です。
さて、レンタルサーバーのファー○トサーバーさんで大規模障害があったそうです。
一部の利用者さんのWebやメールのデータ、DBの中身や設定情報なんかが
さよならしちゃったようですね(^△^;
こ、こわっ(==;
似たような業界の片隅にいるので直接関係無いのに背筋が寒くなっています。
データ消えちゃった人も大変だろうけど、
消しちゃった人や管理委託請けてた人はもっと大変だろうなぁ(--;
参考にしようと思って発表内容を一通り眺めてみたのですが、
誰が悪い(特定の個人が)って訳でも無いみたいですね。
プログラムのバグだなんだってのは、直接の原因ではあっても
大元の原因では無いと個人的には思うのですよ。
間違うことだってあるじゃない、人間だもの。
ミスが起きる前提でそのミスが被害を出さない備えをしておくのが大事です。
今回の障害は、起きたミスの与える影響が
事前の備えで想定していない内容だったのだそーな。
それでチェックをスルーしちゃって実環境がさよーならな経緯みたいです。
結論としては「バックアップ等の自衛策が大事」ってことですかね。
いくら責任うんぬんがあるとは言っても直接的に困るのは使っている自分です。
特にWebの世界は必要以上に盲信せず、最低限の自衛策を練っておくのが
大事だと思います。
どんなに頑張っても消えるときは消えるし、
戻せなくなったら泣いてもわめいても戻せないよ(--)b
人間様がやっている以上、完璧なんてありゃしません。
個人的にクラウドがあまり好きではない理由もそこら辺にあったりなかったり。
消えない措置を考えるよりも消えても大丈夫な措置を考える方が
Webの世界においては現実的です。
なんだかんだでこのブログも、書いた記事は毎日テキストに落として
それをノートPCと外付けHDD2台にバックアップしてたりします。
そこまで必要無い気もするけど気休めは大事。
◆お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト