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黄金色の祈り文春文庫/西澤保彦
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):他人の目を気にし、人をうらやみ、成功することばかり考えている「僕」は、
高校卒業後、アメリカの大学に留学するが、いつしか社会から脱落していく。
しかし、人生における一発逆転を狙って、ついに小説家デビュー。
かつての級友の死を題材に小説を発表するが…作者の実人生を思わせる、
青春ミステリ小説。
◆読んだ時期:
2012年7月22日
◆レビューとか感想とか:
前半は吹奏楽部が舞台だったので
初野晴さんのハルチカシリーズっぽい雰囲気を期待したのですが、
蓋を開けてみたら桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」でした。
登場人物が純粋なんだけど屈折しているところや
読み味がざらざらしてるところがちょっと似ています。
ミステリーとして見ると、伏線の回収がさっぱりされないまま残り数十ページ、
これはもしかして……と思ったら駆け込みで無事回収されました。
多少強引ではありますが私的にはセーフ。
青春小説として見ると、鬱よりの屈折した作品です。
見たくないんだけど目が離せない系。
全体としてはかなり計算して書かれた印象を受けました。
思わせぶりな描写が次々と出てきて「ん?どうなるの?」と思ったら
最後にはその理由が分かるタイプのお話で、個人的には結構好きです。
余談ですが思わせぶりが思わせぶりのまま終わる作品は
結構好きじゃないです。
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さて、昨日ふと気づいてショックを受けたことがあります。
それは……口笛が吹けなくなってたΣ( ̄◇ ̄;
口笛を吹く機会なんて年単位、下手すると10年単位で無かったのですが
昨日ふと吹いてみようと思いましてね。
そしたら「ぷひゅーぷひゅー」としかならないのです。
えっ?なんでなんで?
意地になって10分くらい練習したらまた吹けるようになりましたが
かなり焦りました。
この顔文字→「 ̄3)~♪」使えなくなるところだった。
皆さんは口笛吹けますか?
◆お気に入り度:
★★★
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あります。
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※恐らく携帯電話には対応しておりません。
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posted by ササキマコト