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安達ヶ原の鬼密室(講談社文庫)/歌野晶午
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):太平洋戦争中、疎開先で家出した梶原兵吾(かじわらへいご)少年は
疲れ果て倒れたところをある屋敷に運び込まれる。
その夜、少年は窓から忍び入る”鬼”に遭遇してしまう。
翌日から、虎の像の口にくわえられた死体をはじめ、
屋敷内には7人もの死体が残された。
50年の時を経て、「直観」探偵・八神一彦が真相を解明する!
◆レビューとか感想とか:
おっ、歌野晶午さんの作品でまだ読んでないのあったか。
「どーせ和風のホラー密室物ミステリーなんでしょ?」と思ったのですが
ちょっとばかり毛色が違いました。
子供が大事なものを井戸に落としちゃったお話、
アメリカで起こった連続猟奇殺人事件のお話、
終戦直前の鬼による殺人事件?のお話、
金貸しの社長と愛人が転落死?したお話の4つが
ごちゃまぜに登場します。
一見無関係の4つの事件ですが、実はある一つのテーマで繋がっていて……。
物語全体の構成には「なるほどなー!」と感心させられました。
唐突に出てきた一見すると無関係のお話たち、
実際に無関係なお話もありますが、
それらはすべてあるテーマを魅せるためなのですね。
ほっほー、なるほどなるほど。
……細かい部分のトリックがあんまりではないかね?(;´A`)
特に「安達ヶ原の鬼密室」の眼鏡のあの人があーなったあれは
ちとあんまりではないかと(-公-)
「すべての謎を解明しよう!」的に意気込んで読むと
最後にいらっとするかもしれません。
適当な距離感を保って読めば楽しめると思います。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
さて、皆さんは三点リーダをご存知ですか?
そーです。てんてんてんです。
こんな奴(--)σ「…」
えっ?知ってる?
では小説書くとき三点リーダは偶数個で使うものだってのはご存知ですか?
×「…」
○「……」
×「………」
○「…………」
なのだそーです。
初めて知ったとき「ホントかょ!?Σ(´・д・`)」と思ったので
それ以来本を読むときは注意して読んでいたのですが……ホントだった!
2個とか4個だった!
へ~……。
すっげ~……。
日常生活では大して役に立たないですね(--;
◆お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト