マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

5分で読める!ひと駅ストーリー乗車編(宝島社文庫)

◆本の内容(Amazon.co.jpより引用)
 『このミステリーがすごい! 』大賞・日本ラブストーリー大賞・
 『このライトノベルがすごい! 』大賞の作家総勢49名が、
 ひと駅の間に起こる様々なストーリーを描いたショートショート集を
 2冊同時刊行します。
 5分で読める気軽さとは裏腹に、本格謎解きアリ・爆笑アリ・感涙アリの
 盛りだくさんな内容です。
 乗車編は『さよならドビュッシー』の中山七里ほか、
 「オサキ」シリーズの高橋由太、
 「アウトバーン」シリーズ(幻冬舎)の深町秋生ら、
 25名の作品を収録しています。

◆レビューとか感想とか
 「ひと駅」がテーマのショートショート集です。
 電車と駅が絡むことを除けば特に制約はなく、
 ミステリーっぽい話もあればコメディっぽい話もありました。
 ホラーっぽい話もあれば恋愛話もあります。
 手軽に新しい作家さんを開拓できる本だと思います。
 個人的には大間九郎さんの作品に一番笑わせていただきました。
 オチは予想ついたし日本語も微妙に気になったけど
 主人公のツッコミ力の高さに完敗です。
 「正常位に詫びろ!」は反則だと思うんだ、ウン。

 

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 さてネットサーフィンをしていて見かけたのですが
 世の中には「一万時間の法則」というのがあるそうです。
 実際には「ある」と言うより「言われている」ですけどね。
 「専門家になるには最低一万時間の努力が必要」なのだそーな。
 「一万時間の努力をすれば専門家になれる」と解釈している人もいるようですが
 個人的にそれは誤解だと考えています。
 一万時間努力してもなれない人はなれないよ(--)
 一時間当たりの成果が違うもん。
 「一万時間の努力」というのは「結果」であって
 「方法」ではないと思うのです。
 「『質』も大事だけど『量』が必要」なのであって
 「『量』を満たせば大丈夫」ではないでしょう。
 「一万時間努力しよう!」と思える気合入った方であれば
 「一時間当たりの質」にもこだわれるんじゃないですかね。

 そろそろ受験シーズンですが、一生懸命ノートに書き写しているのに
 成績が上がらない方はちょいと立ち止まって考えてみてください。
 ノートに書くことで満足していませんか?
 あなたの目的は何でしょう?
 綺麗に書き込まれたノートを作ること?
 ノートの端から端までを文字で埋めること?
 それとも書き写している内容を覚えることですか?
 受験生の諸君、手段と目的が逆転しないようにお気をつけて(--)ノ

◆お気に入り度
 ★★★

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posted by ササキマコト