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千円札は拾うな。(サンマーク文庫B-112)/安田佳生
本の内容(Amazon.co.jpより引用):千円札を拾うと得をする――これは一見常識的なこと。
でも、千円札を拾った人は本当に得をするんでしょうか?
もしもその千円札の隣に一万円札が落ちているとしたらどうでしょう。
誰しも、もちろん一万円札を拾いたいと思いますよね。
でも現実には、千円札にばかり目をとらわれて一万円札に気づかない、
大きな利益を得たつもりになっているけれども
実際には一万円札ではなく千円札を拾ってしまっている、
ということは非常に多いのです。
そんな「これはこうするもの」「こうやれば得をする」という既存の常識に
とらわれたあなたの固い頭を、ふっと解き放ってくれるビジネスバイブルが、
ついに文庫化されました。
累計35万部を超えるベストセラー『採用の超プロが教える~』シリーズで話題となった、
著者のユニークな戦略や経営、人材育成に対する考え方の根幹にあるものはこれだったのかと、
読む人は目からウロコ。
見えてる人には見えている、新しくて本質を突く内容に、思わずうなってしまうはずです。
若いビジネスマンや経営者はもちろんですが、
ひとりでも部下を持つ人ならぜひ読んでほしい一冊。
頭の固い上司のデスクに、こっそり置いておくのもいいかもしれません。
読んだ時期:
2008年10月18日。
レビューとか感想とか:
読みやすくて分かりやすい。
一見すると非常識な考え方のようにも見えるが
理にかなっているし中々に深い。
・・・とか言う内容がないよーな感想、今更書いてもつまらないですね。
ちょっと検索してみたら、ビックリする位色んな人が書評書いていたし。
どーせブックオフで買った私は出遅れてますよ~だ、ふんっ。
と言う訳で今日は、この本を読んで何となく考えた事でも書いてみようと思います。
この本の感想とかレビューを読みに来てくれた方、ごめんなさい。
そんでもって、独断と偏見に満ちているので同意出来なかったらごめんなさい。
1.ビジネス書のタイトル
昨今のビジネス書のタイトルって大体4パターン位ある気がしています。
(1)体言止め系
「○○の本」みたいに本の内容を一言でまとめているタイトル。
比較的本の内容が推測しやすい。
(2)疑問系
「○○は何故××か?」みたいに読者に疑問を投げかけているタイトル。
タイトルは殆ど内容に関係なかったりする・・事が多々ある。
(3)捻くれ者系
この本のように、一見常識と真逆の事が書いてあるタイトル。
タイトルは内容の一部抜粋だったりするとかしないとか。
(4)良く分からん系
「金持ち父さん貧乏父さん」のように良く分からんタイトル。
大抵最後まで読むと、「あぁ、だからこのタイトルか」と思う。
欲しい情報が決まっている場合は(1)の本が良いかと思います。
(2)~(4)は結構当たり外れがある上に
著者の持論を主張しているだけの場合が大半なので。
逆に暇潰しだとか自己啓発目的であれば
(2)~(4)の方が面白いと思います。
自分が想像もしなかったような考え方が見れる場合があるので。
2.ビジネス書の内容
内容を分類するのって難しいかと思いますが
超おおざっぱに分類すると以下の4つ+その他でしょうか?
(1)ノウハウ・テクニック的な物
営業・マーケティングなんかに多い。
著者の体験談に基づく内容が多い。
(2)著者の主張を熱く語っている物
ジャンル問わず多い。
根拠が無い、もしくは偏っている事も多い。
(3)ちょっと考えてごらん。的な物
自己啓発なんかに多い。
結論を明言していない事が多い。
(4)情報を教えてあげるよ。的な物。
税務・会計、法律等に多い。
何も主張していない事が多い。
(5)その他
うん、まぁ、他にも色々あるんでしょう。
個人的には(3)の本が好きです。
余談ですが、ぱらぱらっとめくって見て「私が」って単語が
いっぱい出てくる本は基本的に買いません。
別に著者の方に人間的興味がある訳ではないので。
3.何となく考えた事
出版の分野に限らず「売り=少数派」じゃないですか。
ですが「売り=新しい事」である必要は無いと思うんですよね。
※この場合の「売り」はアピールポイントの方の「売り」です
最近やっとこさ「成果主義」をアピールする企業が減ってきましたが
そろそろ「年功序列」「終身雇用」を大々的にアピールする企業が
出てくるかなーと思ったりしました。当たったら誰かご褒美下さい。
4.何となく考えた事その2
「100円玉は競ってでも拾え」
・小さい事を見れない人は大きな事も見れない
・100円は1円の100倍以上の価値
・常に探し続けろ
とか、そんな感じの本、誰か出しませんかね?(笑)
お気に入り度:
★★★★
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posted by ササキマコト