マコトの書庫 ~ぼへぼへ自営業者の読書感想1000冊+α~

100億稼ぐ超メール術1日5000通メールを処理する私のデジタル仕事術/堀江貴文

本の内容(Amazon.co.jpより引用):

 本書は設立からわずか4年でマザーズ上場を果たしたライブドアの
 成功の秘密を初公開する話題の書です。
 20世紀までの仕事のやり方を革命的に変えてしまう、デジタル時代の
 まったく新しいマネジメントの手法について書かれています。
 本書の要諦は、メールによる仕事の一元管理にあります。
 (1)1000人の部下を的確に管理する「日報メール」
 (2)ムダな会議を消滅させ、活発な議論を生み出す「会議メーリングリスト」
 (3)メールを徹底的にデータベース化した情報管理術
 以上の3つの秘密兵器を駆使することによって、ライブドアでは、
 仕事の大部分をメールに集約し、メールに返事を出すこと=仕事を行うこと、
 と言う環境を見事に作り出しています。
 社員はみんなメールで会話し、メールで様々な情報を共有し、メールで会議を行い、
 社内の様々なワークフローもメールで流しています。
 その結果、普通の会社よりもずっと的確に、スピーディに仕事が進んでいます。
 本書は単なるメールの使い方の本ではなく、
 上記のようなメールを媒介とした「仕事やり方」革命について、
 偉大なる実験の場=ライブドアで、実際に行われている事例を余すところなく紹介した本です。
 書かれている内容は未来の話ではありません。
 アナタの会社でも今日から始めることが可能で、アナタの会社を儲かる会社、
 「勝ち組」会社に変身させてくれる魔法の書なのです。


読んだ時期:

 2008年10月26日。


レビューとか感想とか:
 ライブドアショック云々の時はこれっぽっちも興味なかったのですが
 今年に入ってから堀江さんに興味を持ち始めたのでブックオフで見つけて購入。
 何で興味を持ったかは後述するとして、先に内容の方の感想を。

 内容としては業務に対するメールの活用法と堀江さんのメールの処理方法です。
 恐らく、大部分の人にとってはあまり有益な情報は無いかと思います。
 理由としては、そんだけメールを活用している人だったら
 それ位は普通にやってるでしょ?と思えるだろうし
 あんまメールを活用していない人であれば
 そこまでする必要無いんじゃない?と感じるだろうから。
 また、情報共有・情報管理として本書に書かれている事を実践するのも
 今の時代では難しいと思います。
 理由は、この手の事をやろうとすると全社的に体系立てる必要があるのに対し
 ご高齢な社長さんとかは「ホリエモン」って時点で拒否反応起こす人が多そうだから。
 なもんで、本書の内容を実際に活用する、と言う観点では疑問は残ります。
 ただし、ライブドアで実践していた事や実際のメール例を交えて書かれていますので
 堀江さんがどんな人だったかってのは垣間見えると思います。

 んで、何で堀江さんに興味を持ったかですが。。
 ライブドアショック前後から堀江さんのやった事は全部悪、みたいな風潮でしたよね。
 でも、本当にそーなのかなーと疑問を持ったから。
 誤解を承知で言えば、決して無能な方ではないと思うのですよ。
 もし本当に無能だったらそこまでの影響出る前に潰れてただろうし。
 トータルの結果として偉いこっちゃな事になりましたが
 部分部分で見ればすげー事もやろうとしてたんじゃなかろうかと。
 ですが事件以降堀江さんの考え方ははじかれる傾向にあるかと思います。
 実際名前を聞く事も無くなりました。
 なもんで、逆に興味を持ちました。
 何か面白い考え方が埋もれちゃってないかなー。と。
 今後も時間があれば先入観抜きでちょろちょろと読んでみようかと思っています。
 ※どーやら私は、基本的に天邪鬼な人間のようです。

 もしこの記事を読んで下さった方の中に、
 ライブドアショック等で困った事になっちゃった方がいて
 この記事を読んで不愉快な思いをしたらごめんなさい。
 そこだけがちょっと心配。


お気に入り度:
 ★★






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posted by ササキマコト