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水車館の殺人<新装改訂版>(講談社文庫)/綾辻行人
本の内容(Amazon.co.jpより引用):古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。
そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く。
密室から男が消失したことと、1年前の奇怪な殺人とは、どう関連するか?
驚異の仕掛けをひそませた野心作。
読んだ時期:
2008年11月6日。
レビューとか感想とか:
「十角館の殺人」を読んで、この著者のミステリーは良い!と思ったので
取り合えず読んでみた一冊。・・ちょっと嘘付きました。ごめんなさい。
一冊と言いつつ「館シリーズ」と呼ばれているものは全部買っちゃいましたので
取り合えずも何も、後四冊程手元にあります。まだ読んでないけど。
内容ですが、「水車館」とやらで一年前に起こった事件の推理を始めちゃったら
ごにょごにょがごにょごにょって現在に繋がってごにょごにょ。
「ごにょごにょ」ばっかりで申し訳ない。
これが本格ミステリーの宿命です。
ネタバレ万歳な人ではないので、今後もミステリーについては
「ごにょごにょ」がいっぱい出てきます。
てか、それだったら最初から内容に触れなければ良いのか。
感想の方ですが、前著「十角館の殺人」のインパクトが強かったせいか
ちょっと物足りない感じ。う~ん・・微妙に不満が残る。
とは言っても、普通に面白かったんですけどね。
「十角館の殺人」の印象が強かったせいで過剰に期待していただけで
最初にこの本を読んでたら手放しで面白かったと言ってたと思います。
例えるならメガマック食べるつもりでいたらビックマックが出てきた感じです。
ただ、最後のオチだけは何かヤダ!
いや、アリだとは思うんですよ。思うんですが・・・
イメージ的にはフランス料理を食べに行って
料理人「何とかサラダシシリア風です。」
私:「うむ。」
料理人「フォアグラの何とかソテーです。」
私:「うむ。」
料理人「何とかのパイ包み焼きです。」
私:「うむ。」
料理人「ワンタンメンあるね。」
私:「何で?!」
みたいな感じでした。
この例えで何となく分かった方は、
この小説の犯人もすぐ当てられる事でしょう。多分。
ん?そんな奴いないって?
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト