【】
クラリネット症候群(徳間文庫)/乾くるみ
本の内容(Amazon.co.jpより引用):ドレミ…の音が聞こえない?
巨乳で童顔、憧れの先輩であるエリちゃんの前でクラリネットが壊れた直後から、
僕の耳はおかしくなった。
しかも怪事件に巻き込まれ……。僕とエリちゃんの恋、そして事件の行方は?
『イニシエーション・ラブ』『リピート』で大ブレイクの著者が贈る、
待望の書下し作が登場!著者ならではの思いがけない展開に驚愕せよ
読んだ時期:
2009年3月28日。
レビューとか感想とか:
「イニシエーション・ラブ」の乾くるみさん。
ブックオフで買った3冊の内の二冊目です。
「マリオネット症候群」と「クラリネット症候群」と言う独立したお話が
二つ入っています。あら、お得?
「マリオネット症候群」は主人公の身体が誰かに乗っ取られる話です。
主人公は、意識はあるんだけど関知出来ないってな設定です。
女性の一人称で書かれています。
「クラリネット症候群」の方は、ある事がきっかけで
「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の音が聞き取れなくなった主人公を中心に
話が進みます。こちらは男性の一人称で書かれています。
どちらも比較的軽いノリで、ジャンル的には・・何でしょ?
個人的にはコメディちっくに感じました。
事件は起こっているんだけどどこかシリアルさに欠けて
思わずクスリとしてしまうような一冊です。
しかしこの方の作品って読む毎に路線が違うんですよね。凄いと思います。
お気に入り度:
★★★★
-----
posted by ササキマコト