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「クビ!」論。(朝日文庫)/梅森浩一
本の内容(Amazon.co.jpより引用):日本企業のリストラは本当のリストラじゃない!――1000人以上の社員のクビを切り、
「クビキラー」の異名を持つチェース・マンハッタン銀行の元人事部長が語る、
リストラの表と裏。
「正しいクビ切りは企業を再生し、経済を再生する」と語る、まったく新しい雇用論。
リストラが単なる「他人ごと」ではなくなってしまった “大クビ切り時代”を生きる、
すべてのサラリーマン必読のベストセラー、待望の文庫化。
読んだ時期:
2009年5月24日。
レビューとか感想とか:
あらまぁ、随分物騒なタイトルですこと。と思って手に取った一冊です。
中身は外資系企業で人事部長をやっていた方の体験談がメインでした。
私としては面白かったのですがレビューを見てみると賛否両論みたいです。
個人的にはドライな物言いと理屈に共感出来る部分が多かったのですが
ある意味身も蓋も無い言い方なんで、日本人には受け入れ辛いよなぁとも思っています。
そろそろ「派遣切り」も一息ついて「正社員切り」も始まっているみたいですし
一回読んでおいても面白いかと思いますよ。
「日本人には受け入れ辛い」で思い出したのですが、
最近「成果主義」って言葉、聞かなくなりましたね。良かった良かった。
個人的に成果主義≒結果主義は日本人に向かないと思うんですよね。
日本人は結果より過程に重きを置いてるように見えますし。
ましてや「個」より「和」を美徳とする国民性ですし。
その国民性を考慮しないでそのまんま「成果主義」を導入した為に
大部分が制度に振り回されて終わっちゃったのではないでしょうか。
まぁ「成果主義」導入は「終身雇用」と「定期昇給」と言う
日本企業の神話は崩壊させる為って隣の佐藤君が言ってましたしね。
そーゆー意味では立派に役目は果たされたと思います。アメリカンジョーク的に。
また、個人的に思うのは、より価値観が多様化した気がしています。
世代や環境等によって今まで当たり前だった事が当たり前じゃない時代に突入したかと。
いやー、面白いヾ(´∀`)ノ
その内「何で上司の言う事を聞かないといけないんですか?」とか
笑える疑問を投げかける新入社員とか出てくるかなぁ。
一億人大迷走の時代に突入ですね♪
嘆いてる暇があったら皆で楽しみまっしょうヾ(≧▽≦)ノ
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト