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倒錯の帰結(講談社文庫)/折原一
本の内容(Amazon.co.jpより引用):日本海の孤島で起こる連続密室殺人事件(『首吊り島』)と
都会の片隅で起こる監禁事件(『監禁者』)。
二つの事件に巻き込まれた作家志望の男が遭遇する奇想天外の結末とは?
「倒錯」シリーズ完結編は前代未聞、前からでも後ろからでも楽しめる本。
読んだ時期:
2010年1月11日~2010年1月12日。
レビューとか感想とか:
頑張って読んだんだけどなぁ。
最後の最後にストンと落ちると思ったんだけどなぁ。
試みとしては面白いと思いますが。。。
最初のページから始まる「首吊り島」、最後のページから始まる「監禁者」
袋とじになっている「倒錯の帰結」の三部構成で
それぞれのお話同士が、ついでにカバーが密接に絡みあって一つの作品を構成する。
・・みたいなのが狙いだったんだと思います。多分。
試みとしては結構好きです。
ただ如何せん、肝心の内容が私には面白いと思えませんでした。
私の読解力が足りないだけだとは思いますが、
結局現実だったのか?それとも夢だったの?みたいな部分や
結局実際にあった事なの?それとも創作だったの?な部分が多く
スッキリしない&話に夢中になる事が出来ませんでした。
イメージ的にはNARUTOの車輪眼を使った幻術バトルって所でしょうか。
グサッ!→甘い、幻術だ!→ザクッ!→フッ、幻術さ!
みたいな印象で、もー勝手にやってよ。みたいな感想を持ちました。
どちらかと言うと私は複雑なトリックやテクニックよりも
一行で斬る居合い斬りみたいなトリックが好きなので
ちょっと残念な一冊でしたとさ。
お気に入り度:
★
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posted by ササキマコト