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モップの精は深夜に現れる(ジョイ・ノベルス)/近藤史恵
本の内容(Amazon.co.jpより引用):部下や自分の娘とのコミュニケーションに悩む中年課長、
取引先の仕事や自分の容姿にためいきをつく女性ライター、
同じ事務所でつきあっていた男に二股をかけられたモデル、
こんな彼らが遭遇した不可解な事件の謎を女清掃人探偵キリコが解明する本格ミステリー。
そして彼女自身の家でもまた頭を悩ます出来事が…。
読んだ時期:
2010年2月10日。
レビューとか感想とか:
基本的には安楽椅子探偵物の短編小説です。
お掃除おねーさんキリコ。
彼女の職場(とは言っても毎回変わる訳ですが)で起きる
ちょっとした事件を、事件の当事者達と共に華麗に推理します。
大まかな流れは
1.当事者の周りで事件が起こる
2.当事者悩む
3.キリコと遭遇。何故か仲良しになる。
4.キリコ推理する。事件解決
になっており、水戸黄門を見ている時のような安定感があります。
個人的には前作「天使はモップを持って」よりパワーダウンした気がしましたが
別の視点で見て元気が貰える本だと感じました。
この本に登場するキリコさん、自分のお仕事が大好きで誇りを持っています。
それが伝わってくるんですよね、ちょっとした描写から。
作者の方の意図とは違うのかもしれませんが、
何故か仕事について考えさせられた一冊でした。
お気に入り度:
★★★
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posted by ササキマコト