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CMSとして使うMovableType5ガイドブック/荒木勇次郎
◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):Movable Typeは新バージョンの5となって、
さらにCMS(コンテンツ管理システム)としての機能が充実した。
本書は、CMSの新標準としてふさわしいMovable Type5を使った、
ウェブ制作の方法をわかりやすく解説した。
◆読んだ時期:
2011年2月18日~2011年2月19日。
◆レビューとか感想とか:
ちょっくらMovable Type絡みのお仕事をやらせていただく事になったので読んでみました。
分からない事を調べる分にはインターネットで十分なのですが、
体系的にまとまった知識を習得するには本の方が手っ取り早いので。
出来るだけ短時間で習得したいしちゃちゃっとやっちまおう。
・・・と思ったのですが、結論から言えば選んだ本が大失敗(;´A`)
本書は一言で言って説明書的な本でした。
ぶっちゃけ私にとってはとても分かり難かったのですが、
中でも気になった点がこちらφ(--)
1.やりながら覚える形式なのか講義形式なのかはっきりしない。
中途半端に「やってみよー」的になっているのだが、
説明が飛ぶので「やってみよー」のスタート地点に到達するまでに
結構無駄な時間が掛かる
2.コードがずらずらっと並んでいてこう書くと画面にこう表示されます。
だけど理屈の説明が殆ど無いので知識としての応用が利かなそう
3.取りあえず説明しとけー的な印象を受ける。
確かに全般的にまんべんなく説明はしてあるけど、
経験上、実践する上での必要な技術が身に着く気がしない
参考書として使う分にはもしかしたら良いのかもしれませんが、
そんなんだったらネットで調べれば事足りるしなぁ。
結局私はこの本を最後までやっていません。
他の本を探した方が習得が早いと判断しました。
少なくとも私的にMTを初めて触る方にオススメ出来る本では無いです。
基本専門分野には辛口な私ですが、
この手の中途半端に説明書的な本は苦手だったりします。
大概まんべんなく説明してあるのですよ。
簡単な事も難しい事も、重要な事もそれほど重要じゃない事も。
本来一つの技術にも核になる部分があります。
「最低限知らないと話にならない部分」と、
「知っていると便利な部分」と言い換えても良いかもしれません。
初心者向けの技術書、特に10日で覚える系は
ほぼ「最低限知らないと話にならない部分」に絞ってあります。
逆に○○辞典的な本は、ほぼ「知っていると便利な部分」、
カバー範囲の広さで勝負しているのが分かるので
目的に合わせて選べば良いのですが。。
説明書的な本ってそもそもの観点が違うのですよね。
漏れなく説明する事が重要視されているのか
幹も枝葉も一緒くたになっている事が多い印象です。
もちろんそれが一概に悪いとは言えません。
その手の本が向いている方もいらっしゃるとは思いますし
まんべんなくカバーしているので一冊で事足りるというメリットもあります。
ただですね。
私も趣味でのんびりやっている時はあまり気にならないのですが・・
お仕事モードの時はそんなに暇じゃねーんだょ!(#゚д゚)
おっと、つい本音が。
お仕事モードの時は「最低限知らないと話にならない部分」のみを
事前にさくさくっと詰め込んでおいて、
「知っていると便利な部分」は必要に迫られた時にさくさくっと仕入れる。
これが私の仕事のやり方です。
ついでに言うと、この「さくさくっ」と具合をどこまで短縮出来るかが
お仕事のスピード、転じて私の時間単価に影響するので結構必死だったりするのです。
そんな時に説明書的な本に当たっちまった時の怒り具合ときたら。。
スーパーサイヤ人も目を逸らしますね。
本に罪はないものの「こんちくしょう」と思わずにはいられません。
と言う訳でほぼ100%八つ当たりだったりするのですが、
人間だもの。苦手なものは苦手なのです。
◆お気に入り度:
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posted by ササキマコト